体調不良により、日本GP以降の欠場が続いたMotoGPライダーのジョナス・フォルガー(ヤマハ)だが、精密検査の結果、肝臓の代謝解毒が正常に機能しない『ジルベール症候群』であることが分かった。
フォルガーは過去にも似たような症状に見舞われたことがあるとのことだが、今回、病状がはっきりしたことにより、医師団の助言を受けて食事療法に取り組んでいる。
また、右の声帯の損傷も明らかとなった。これはアラゴンGPの転倒により傷めたもののようだが、声が正常な状態に戻るには1~2年かかると診断された。
「状況を明確に理解し、今後の対処が明白になったことは大きな救いだ。この6週間は、何が起きているのか、なぜショートダウンの症状に見舞われているのか解らず、非常に困難だった」
「2011年から似たような症状に苦しんで来たけど、原因が究明されない中で何度も克服してきた。今はチームとパドックの友人たちを恋しく思う。ソーシャルメディアを通じて沢山の応援メッセージをもらい、チーム、スポンサーに感謝したい」とフォルガーはチームを通じてメッセージを送った。