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WTCCワークス謹製カーボンエアロ採用『ボルボS60/V60・ポールスター』登場

2017年11月13日 17:11  AUTOSPORT web

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世界限定車『S60 Polestar/V60 Polestar(ポールスター)』
WTCC世界ツーリングカー選手権で長年ボルボのファクトリーチームを運営し、近年はボルボ傘下に入り同社のハイパフォーマンス"エレクトリック"ブランドとして新たなスタートを切ったポールスターは、その世界選手権ベースモデルである『S60』ならびにワゴンボディの『V60』の世界限定車『S60 Polestar/V60 Polestar(ポールスター)』を設定。10月27日から発売している。

 WTCCに参戦するポールスター・シアン・レーシングのノウハウを活用したボルボの高性能モデルとして、これまでも幾度か設定されてきた"ポールスター"もこれがファイナルモデル。


 熟成の域に到達している『S60』、『V60』のT6をベースに、今回新たにフロントスポイラー下部、サイドシル下部、ドアミラーカバー、トランクスポイラー・エクステンション部(S60のみ)に軽量なカーボンファイバーパーツを採用。

 また専用フロントスカッフプレートには、限定生産車として1から1500までのシリアルナンバーが刻まれた。

 そのレースカーを思わせる精悍なエクステリアに組み合わされるポールスター専用の20インチアルミホイールはダイヤモンドカット/グロッシーブラック仕上げとなり、新たにノイズ低減機能が追加された専用開発のミシュランPilot Super Sportを装着している。



 インテリアでは、前席がホールド性と快適性を高次元でバランスさせた本革/ヌバックの専用スポーツシートとなり、新たな表皮やステッチを採用。その右側シートサイドにはスウェーデン国旗があしらわれた。

 そして高性能モデルとして外せない心臓部には、新世代Drive-E“T6”エンジンをベースにターボチャージャーを大型化。

 さらにコンロッドとカムシャフトの変更、エアインテークの大型化、燃料ポンプの大容量化といった変更を加え、ノーマル比61馬力増の367PS/470Nmを発揮する高性能ユニットに仕上げられた。

 駆動系にはSport+(スポーツプラス)モードを採用したパドルシフト付8速オートマチックトランスミッションにAWDシステムを組み合わせ、さらに専用チューニングされた電動パワーステアリングやオーリンズ社製DFVダンパー、専用エグゾーストシステム、ブレンボ製6ポッドキャリパー付きフロントブレーキ等、多岐にわたるチューニングが施されている。

 世界限定台数は1500台で、日本への割り当ては『S60・ポールスター』が20台、『V60・ポールスター』が30台の計50台。価格はそれぞれ859万円、879万円となっている。