2017年F1ブラジルGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは8位、ストフェル・バンドーンはアクシデントによりリタイアした。
6番グリッドからスタートしたアロンソは、スタート直後にひとつポジションを上げたが、5周目にフェリペ・マッサに抜かれ、その後、レースを通してずっとマッサのすぐ後ろを走り続けることになった。28周目のピットストップの後、42周にわたってマッサにチャレンジし、1秒以内の位置を走り続けたが、結局はオーバーテイクをすることはできず、0.481秒差で8位という結果になった。
バンドーンはスタート直後にケビン・マグヌッセンからヒットされて、左フロントのトラックロッドとフロントウイングが破損し、すぐさまリタイアしなければならなかった。このアクシデントについては、スチュワードは審議の結果、ペナルティを出さないことを決めている。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
今日はいいレースができました。フェルナンドがライバルたちとコース上でエキサイティングなバトルを見せてくれたのです。
6番グリッドからスタートしたフェルナンドは、気温が高いなか、タイヤをうまく管理して走り、決勝を通して一貫したペースを維持して走りました。マッサをオーバーテイクしてポジションを上げることができずに残念でしたが、彼は見事なパフォーマンスを見せ、チームのためにポイントをさらに稼いでくれました。
一方でストフェルにとっては、きわめて残念なレースになりました。彼に非がないにもかかわらず、1周目を走り切ることなくレースを終えなければならなかったのです。それまでは堅実な週末を送っていたので残念です。
全体的にみて、まずまずの週末だったと思います。私たちのパッケージはどのセッションでもそれなりのスピードを示しましたし、ポイントを追加することができ、それによって全員の努力が報われました。
マクラーレン・ホンダとして過ごす今シーズンも残すところあと1戦です。パッケージからすべてのポテンシャルを引き出すため、全力を尽くしていくつもりです。