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【アパレル業界】働きやすい会社ランキング1位ギャップ ユニクロは何位?

2017年11月13日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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キャリコネニュースでは、約100万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから業界別で「働きやすい会社ランキング2017年下半期版」を作成した。今回はアパレル業界から働きやすい会社トップ10を発表する。

対象は2016年10月1日~2017年9月30日の期間に評価が10件以上寄せられた企業。アパレル業界は衣料品の企画開発を行うブランドメーカーと、企画開発から生産・販売までを一体化した製造小売を主軸に、原料などを供給するメーカーや商社などで構成される。デフレや消費者の志向の変化などで衣料品不振とされているが、各社、インターネット通販や海外事業に活路を見出そうとしている。

ユーザーは、次の6つの選択項目をそれぞれ5点満点で評価している。

「労働時間の満足度」「仕事のやりがいを感じるか」
「ストレス度の低さ」「休日の満足度」
「給与の満足度」「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」

これら全項目の平均点が、その企業の働きやすさの指標となる。

1位:ギャップジャパン 平均3.45点


2位:コーチ・ジャパン 平均3.38点


3位:ワコールホールディングス 平均3.36点


4位:ライトオン 平均3.27点


5位:アダストリアホールディングス 平均3.23点


6位:ケリングジャパン 3.13点


7位:ユナイテッドアローズ 平均3.08点


8位:バロックジャパンリミテッド 平均2.98点


8位:エイ・ネット 平均2.98点


10位:ユニクロ 平均2.97点

1位のギャップジャパンの社員からは「アパレル企業では珍しい休暇の多さ」という声

1位:ギャップジャパン

米国最大級の衣料品小売店のひとつで、サンフランシスコに本社を持つギャップの日本法人が1位となった。項目別に見てみると"休日の満足度""給与の満足度"で1位に輝いている。「米国本社の先端の評価制度やトレーニングに接することができる。また、やりたいことを提案する環境があるため、そういったことが好きな方はやりがいを感じることができる」(店長 40代前半 男性)という声もあった。

「契約社員、正社員ともにバケーションと言われる休暇が年2回10日ずつある。アパレル企業のでは珍しい休暇の多さである。また、正社員は、バケーションのほか、祭日振替で休みがあるため、アパレル企業の中での休みの多さはトップレベルであろう。わたしは、契約社員で働いていたが、年2回のバケーションは必ずあった」(その他 20代後半 男性)
「男女の差別はなく、女性のマネージャーは多いと思います。ブランドによっては女性の方が多い場合もある印象です。本人の努力と意欲と成長度合いで認められます」(ショップスタッフ 40代前半 女性)

2位:コーチ・ジャパン

2位にはハンドバッグなど、高級皮革製品で知られるコーチ社の100%子会社コーチ・ジャパンが入った。各項目でギャップジャパンに一歩譲るかたちとなったがバランスよく高得点を獲得している。「休日及び有給は他企業よりは容易に取得が可能かと思います。休日出勤はほぼなかったです」(ファッション関連 40代前半 男性)というように、"休日の満足度"が3.8点で特に高いのが特徴。

「転職時の給与オファーは基本的には前職の約10%以上の提示はしてもらえる。昇給に関しても基本的にはターゲットをクリアすれば10%はもらえるのでかなり条件は良い。基本的には良いパフォーマンスを残すことが出来ればしっかり評価はしてもらえる」(マーケティング 30代後半 男性)
「2016年から組織が大きくかわり、スタッフレベルで主体性を求められるようになり、サービスに対して個人が良いと思ったことはわりと自由に挑戦させてもらえる風土だと思います。積極的に色々なアイディアをだすことは歓迎されます」(店長 30代後半 女性)

3位:ワコールホールディングス

女性用下着などを主に扱うワコールホールディングスは3位だった。"給与の満足度"が2.5点と低水準なのはやや気になるが、「大企業なので保険、交通費、厚生年金はきちんとしていました」(ショップスタッフ 20代前半 女性)という声もあり、"労働時間の満足度"が4.0点で10社中1位となっている。

「週に2度、ノー残業デーが設定されているためプライベートは守られていたと思います。また、21時には建物自体が閉館されるため遅くまで残業させられるようなことはなかったと思います。休日出勤は、私がいた場所ではありませんでした」(管理関連職 20代後半 女性)
「新商品はお得な値段で購入できます。また、社員割引や年に数回行われるファミリーセールは毎回楽しみにしていました。配属される店舗によって異なりますが社食があったり、社食がない店舗への配属ではお昼手当がもらえました」(ショップスタッフ 30代前半 女性)

4位:ライトオン

4位にはショッピングセンターなどを中心に展開し、ジーンズなどカジュアル衣料を取り扱うライトオンが入った。特に"仕事のやりがい"が4.0点と高く、10社中1位の点数を記録している。「月収に関してはアパレル業界のなかでは高水準と感じる。店長でも残業代が一分単位で支給されるのでそこは有難い」(店長 30代前半 男性)という声もあった。

「基本的に残業は少なく、シーズンごとに商品が大量投入された際には1~2時間程度の残業をすることもあるが、個人の裁量次第でどうにでもなります」(店長 20代前半 男性)
「ナショナルブランドと言われるリーバイスやChampion、ディッキーズといったメーカーの商品を割引で買えることだと思う。最近はニューバランスといった靴を取り揃えているので、嬉しい人は嬉しいと思う」(ショップスタッフ 20代前半 男性)

5位:アダストリアホールディングス

5位にはポイントやトリニティアーツなどが2013年に経営統合して誕生したアダストリアホールディングスが入った。特に"労働時間の満足度""休日の満足度""ホワイト度"が各3.5点とバランスの良い高得点。口コミでも「休日出勤はほぼありません。残業に関しても繁忙期に関してはありますが基本的にはなるべくしないように会社としても考えています。よほどの事がない限りはそこまで無茶な残業はないですし、サービス残業は一切ないです」(店長 30代前半 男性)と厳密な労務管理を評価するものが多い。

「営業部門の管理職になると自分で休みを設定できるためプライベートも充実させる事が出来る。有給の取得も積極的に勧めており、取得も可能な環境ではある」(スーパバイザー 30代前半 女性)
「最近では労務管理が厳しくなり残業や休日出勤については基本的には禁止です。サービス残業などは一切ありませんし、万が一そういった状況が認められれば、店長、マネージャーの降格要因にもなりかねません」(店長 30代前半 女性)

「産休制度が充実」(ユナイテッドアローズ)「給与水準が低いとされるアパレル業界では断トツで高い」(ユニクロ)

6位:ケリングジャパン

「ベネフィットと提携している他、有名ホテルや旅行会社の割引プランが利用できる。また、競合他社でも行われていることが少ないが、海外店舗を含むグループの全ブランドが社員割引購入できることは魅力。更に不定期に行われる特別社員販売は、かなりお得に購入できることができ満足」(ショップスタッフ 40代前半 男性)

7位:ユナイテッドアローズ

「産休制度はしっかりしており、時短も長い年数取れる。女性は嬉しい」(ショップスタッフ 30代後半 女性)

8位:バロックジャパンリミテッド

「一般的な福利厚生です。店舗スタッフからデザイナーや、生産、人事に移るなど社内公募もありました。有給は、夏、冬、7日間取れます。辞める時、一気に有給消化出来ました」(店長 20代後半 女性)

8位:エイ・ネット

「新しいものにドンドン挑戦していくことができる環境があります。やる気があって頑張れる方にはとても良い環境だと思います。最近は若い方も多く、組織が動きつつあるのを感じています」(プログラマ 30代前半 男性)

10位:ユニクロ

「一般的に給与水準が低いとされるアパレル業界では断トツで高い。転勤の頻度が高いため、家賃補助制度が充実している」(店長 20代後半 男性)