中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア バレンシアGP予選で中上は7番グリッドを獲得
パウィは10列目から決勝へ
2017年11月11日(土)
Rd.18 バレンシアGP
バレンシア・サーキット
コンディション:ドライ
気温:24℃ 路面:25℃
バレンシア市郊外のリカルド・トルモ・サーキットで行われた土曜午後のMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は7番手タイムを記録。明日のバレンシアGP決勝レースは3列目7番グリッドから挑みます。一方、チームメートのカイルール・イダム・パウィは、10列目29番グリッドを獲得しました。この予選で中上が記録したベストタイムは1分35秒462、パウィのタイムは1分36秒397でした。
午前中のFP3では、両選手はさらに快適なライディングフィールを得られるマシンセットアップの追究に取り組みました。ともに安定感の高いラップタイムを刻むセッションで、中上はトップから0.571秒差の16番手、パウィは1.670秒差の31番手でした。
午後の予選で、中上はセッション終盤にマシンに施した変更がうまくいき、ベストタイムはポールポジションから0.412秒の僅差で7番手タイムでした。パウィもセッションごとに前進を続けた成果を発揮し、予選ではポールポジションから1.347秒差に迫りました。
明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後5時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、27周の決勝レースは午後12時20分(日本時間午後8時20分)にスタートします。
中上貴晶 (7番手 / 1'35.462 / +0.412)
「今日のセッションではラップタイムとフィーリングに大きな変化がなかったので、予選終盤に思いきってスイングアームを大幅に短くする変更を施しました。それがうまくいき、タイムアップを果たせました。課題だった二次旋回も、大幅に向上した手応えがあります。明日のウォームアップでは決勝周回数を見据えて取り組み、Moto2最後のレースをしっかり戦えるマシンへ仕上げたいです」
カイルール・イダム・パウィ (29番手 / 1'36.397 / +1.347)
「予選序盤はとてもフィーリングがよく、さらにマシンに変更を施してセッションを進めたのですが、最後のアウティングではフロントに充分な信頼感を得られず、序盤に記録したタイムを更新できませんでした。明日のウォームアップで、いいフィーリングだったセットアップに戻します。レースペースは1分36秒台を維持できているので、これを決勝レースでも実行すれば、順位を上げていける自信があります」
岡田忠之 チーム監督
「中上はやや苦戦していましたが、予選最後にマシンに変化が出たことで、うまくラップタイムを更新してくれました。明日のレースは彼にとってMoto2の総決算になるので、がんばって最高の結果を獲得してほしいです。パウィはポールポジションから1.3秒差なので、非常にいい結果だと思います。決勝レースではいいアベレージのラップタイムを刻み、来年の飛躍に繋がる自信をつかんでほしいです」