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スーパーGT:JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 2017年第8戦もてぎ 予選レポート

2017年11月12日 10:52  AUTOSPORT web

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JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
2017 SUPER GT
INGING MOTORSPORT

第8戦 ツインリンクもてぎ レースレポート
◆11月11日(土)<予戦>天候:晴れ | コース状況:ドライ
#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3  8位

 2017年シーズンを締めくくる「MOTEGI GT GRAND FINAL」がツインリンクもてぎで開催された。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、坪井翔が10番手で予選Q1を突破し、中山雄一が予選Q2で8位を獲得。明日は逆転のシリーズチャンピオンを狙う。


 シリーズ唯一の海外大会となった第7戦タイラウンドから約1ヶ月のインターバルを経て、2017年のシーズンを締めくくる最終戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」がツインリンクもてぎで開催された。

 前戦では、シーズン最高位となる予選2番手からスタートしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3。タイヤ選択が難しいコンディションの中でも絶妙なピットインの戦略を取り、レース中盤にトップに浮上するとリードを守りきりトップチェッカーを受けた。第2戦の富士スピードウェイラウンド以来の2勝目を飾るとともに、ポイントランキングも2位に浮上。ランキングトップの4号車グッドスマイル初音ミクAMGとは9ポイント差があるものの、シリーズ初参戦ながらもシリーズチャンピオンの権利を持って最終戦に挑むことになった。

 最終戦は、シーズンの獲得ポイントによって積み重ねられたウエイトハンデがなくなり、マシン本来の戦闘力によって競われる。BoP(性能調整)は、前戦と同じ車両重量が1330Kgで、リストリクター径は38.0mm×2となっている。

 第8戦のスケジュールは、11月11日(土)に公式練習と予選、12日(日)に53周の決勝レースがおこなわれる。

 11日の公式練習は予定通りの8時45分に、GT300クラスは30台がコースイン。寒風が吹いているため気温は10℃ほどだが日差しは強く、晴天のもとで公式練習が始まった。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、コースコンディションの見極めとトラフィックを避けるために10分ほどピットで待機してから走行を開始。まずは、第1ドライバーの中山雄一が車両のセットアップとタイヤの確認のために周回を重ねる。14周を周回して6周目にはベストタイムとなる1分48秒042をマーク。コンパウンドの異なるタイヤを装着し、再び中山が周回を重ねる。1時間45分の練習走行の中盤になると坪井翔にバトンタッチし、ピットインを繰り返しながら13周を走行。二人のドライバーは計31周を走行し、中山がマークした1分48秒042のタイムで8番手につけた。

 公式練習の後にはサーキットサファリが設けられ、坪井が8周を周回。予選に向けての最終確認を行なった。

 14時からスタートした予選Q1は、これまでの予選と同様に坪井がステアリングを握った。まずはタイヤに熱を入れるために4周の連続周回をした後、5周目に1分47秒838をマーク。翌周もタイムアタックを続けたが、ベストタイムを更新することはできずにピットイン。それでも10番手のタイムで予選Q1を突破した。

 GT500クラスの予選Q1を挟んでスタートした予選Q2。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3に乗り込んだ中山は坪井と同様に、入念にタイヤを温めるため周回を重ねた。4周を周回し、5周目にタイムアタックを開始する。予選Q1を上回る1分47秒524をマークするが、予選Q2はここでタイムアップし、予選結果は8位となった。

 ツインリンクもてぎは抜きにくいサーキットとして知られており、明日の決勝レースはチームのピット戦略も重要となる。8番手からのスタートとなるが、チーム一丸となって参戦初年度でのシリーズチャンピオン獲得を目指していく。