トップへ

スーパーGT:#50 Ferrari 488 GT3 2017年第8戦もてぎ 予選レポート

2017年11月12日 10:52  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

Ferrari 488 GT3
2017 SUPER GT
INGING MOTORSPORT

第8戦 ツインリンクもてぎ レースレポート
◆11月11日(土)<予戦> 天候:晴れ | コース状況:ドライ
#50 Ferrari 488 GT3 25位

 2017年シーズンを締めくくる「MOTEGI GT GRAND FINAL」がツインリンクもてぎで開催された。Ferrari 488 GT3は、決勝レースを想定したセットアップで新田守男が予選Q1をドライブし25番手となる。

 第7戦タイラウンドから約1ヶ月の期間を空けて開催された「MOTEGI GT GRAND FINAL」。2017年のAUTOBACS SUPER GT シリーズは計8戦が組まれていて、今戦のツインリンクもてぎラウンドが最終戦になる。

 前戦は南国特有のスコールによるコンディション変化に悩まされ、予選22番手から決勝レースは17位と追い上げたものの、チームが目標としていた上位進出とポイント獲得まで届かなかった。

 今戦は、シリーズ全戦に参戦しているマシンのウエイトハンデがなくなるが、Ferrari 488 GT3は第2戦を欠場しているため、7戦目の出場となる。そのため、ウエイトハンデは前戦の30kgから半減となる15Kgを搭載して戦うことになった。

 第8戦のスケジュールは、11月11日(土)に公式練習と予選、12日(日)に53周の決勝レースがおこなわれる。

 11日の公式練習は、8時45分から10時30分までの1時間45分間のスケジュールが組まれていて、10時10分から20分の10分間はGT300クラスの専有走行で、10時20分から30分の10分間はGT500クラスの専有走行となる。

 ツインリンクもてぎは、朝から日差しが差し込む好天で、風が吹いているため気温こそ10℃ほどだが、全面的にドライコンディションで公式練習がスタートした。まずFerrari 488 GT3のステアリングを握ったのは新田守男で、持ち込みのセットアップやタイヤのチェックを行ないながら周回を重ねる。フィーリングを確認したのちピットに入り異なるコンパウンドのタイヤを履き、再びコースイン。14周目にピットに戻り、今度は都筑晶裕がFerrari 488 GT3に乗り込む。都筑はピットインアウトを繰り返しながらセットアップを調整し19周を周回。公式練習のベストタイムは新田が7周目に記録した1分49秒011で、20番手のタイムとなった。

 公式練習の後には、15分間のサーキットサファリが実施され、新田が予選前の最終確認を行ないながら7周を走行した。

 サーキットサファリの終了から3時間のインターバルを経て実施された予選Q1。公式練習のときよりも、風が強くなったために気温は上昇していないが、日差しが照り付けるようになり路面温度は上昇した。

 予定通りの14時にスタートした予選Q1は新田がFerrari 488 GT3のステアリングを握る。タイヤは、決勝レースを想定して硬めのコンパウンドを選択。そのため、3周に渡って入念にタイヤを温め、4周目からタイムアタックを開始した。まずは、公式練習のタイムを上回る1分49秒075をマークして、連続周回を実行。翌周には1分48秒753までタイムアップを果たし、さらなるタイム更新が期待された。だが、6周目は1分48秒858でタイムアップが叶わず、その後もタイムアタックを続けたが5周目にマークした1分48秒753がベストタイムとなった。結果は25位で予選Q2には進出することができず、ここで予選を終えた。

 Ferrari 488 GT3は、公式練習のときから決勝レースを想定したセットアップを行なってきたため、明日は25番手スタートだが、菅生に続いての表彰台を目指し、チーム一丸で追い上げて上位進出を狙う。