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スーパーGT:ARTA BMW M6 GT3 2017年第8戦もてぎ 予選レポート

2017年11月12日 10:02  AUTOSPORT web

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ARTA BMW M6 GT3
第8戦 ツインリンクもてぎ

マシンの良さを上手く引き出し、予選2番手から優勝を狙う
 昨年の最終戦はまともに走行が出来ていなかったのでデータが非常に少なかったが、想定したセットの持ち込みは非常に良く、チームは予選で上位に食い込める手応えを感じていた。

 ショーン・ウォーキンショー選手はこのコースを走るのが初めてなので、午前のセッションはショーンの慣熟走行を行うとともに、セットアップを進めていった。まずまずの手応えを得て予選を迎えた。

 Q1はショーンがアタックする事になった。ひとつ心配だったのは気温だ。午前中から日差しが強くなりはじめ、気温が上がり始めていた。ショーンは7番手でQ1を突破し、何とか高木真一にバトンを渡したものの、アンダーステアの症状が強くなっているとコメント。チームは車高を調整して高木を送り出した。

 高木は前車との間合いを計りながら、2周目にタイムアタックに入った。この時点でトップタイムを記録するが、セッション後半にランキングトップの4号車に塗り替えられてしまった。惜しくもポールは逃したが、フロントローからのスタートは優勝も狙えるポジション。明日は何とか表彰台の一番高いところに立ち、有終の美を飾りたい。

土屋圭市アドバイザーのコメント
「上出来の予選だったね。二人とも良い仕事をしれくれたと思います。明日はピット作業が鍵になると思うので、ドライビングも含め、ミスなくレースを戦えれば良い結果を出せるんじゃないかな。もちろん優勝しか考えていません」

安藤博之エンジニアのコメント
「ショーンはここが初めてなので、長めに乗って慣れてもらいました。その後、高木さんがセットを進めてくれました。メニューの進み具合も良かったので、ショーンには予選のシミュレーションもやってもらいました。バランスも良く、タイヤのグリップも非常に高かったので、予選に向けて少しアジャストして行ってもらいました。流れも非常に良いので、優勝目指して頑張ります」

高木真一選手のコメント
「ショーンがQ1で少しアンダーステアの症状が出ていたというので、車高調整をしたらバランスが向上しました。ショーンが3周目にタイムを出していたので、ボクも3周目にアタックしようと考えていたのですが、前の車に追いつきそうだったので、2周目にアタックする事にしました。結構良いタイムが出たので、そのまま3周目もアタックする事にしましたが、3コーナーでちょっと突っ込みすぎてしまいました。去年はここであまりきちんと走れていなかったので、M6のパフォーマンスをきっちり出せているかどうか分かりませんでしたが、しっかり良いところを出し切れたと思います。タイヤも非常に良いパフォーマンスを発揮してくれているので、最後まで良さをキープ出来れば良い結果を出せるのではないかと思っています」

ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「予選の結果はとても良かったです。ボクも何とかQ1を突破する事が出来たし、高木さんはファンタスティックな仕事をして2番手を確保してくれました。トップ5の車は非常に速いですが、ボク達が何とかトップに立てるように頑張ります」