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DTMドライバーはピットウォークも大活躍。スーパーGTチームとともにファンサービス

2017年11月11日 18:52  AUTOSPORT web

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Hitotsuyama Audi R8 LMSのリチャード・ライアンと柳田真孝とともに写真に収まるロイック・デュバル。元GT500ドライバーたちが集った。
11月11日、スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎが開幕したが、このラウンドではDTMドイツツーリングカー選手権の3台のマシンが来日。GT500マシン3台との歴史的なデモランが実現したが、DTMドライバーたちは午前11時45分のピットウォーク、また公式予選後に午後4時25分から行われたキッズピットウォークにも登場。日本のファンと交流した。

 DTMとスーパーGT500クラスは、長年『クラス1』と呼ばれる車両規定統一化に向けて交渉が進められており、2014年からはGT500クラスがDTMとモノコックを中心に多くの部分を共通化している。そんな両シリーズの交流の一環として、DTM最終戦ホッケンハイムでGT500マシンがデモランを実施。今回のスーパーGT第8戦では、DTMマシンがスーパーGTを訪れ、ともにデモランを行った。

 そのデモランを担当したロイック・デュバル(アウディ)、アウグスト・ファーフス(BMW)、マーロ・エンゲル(メルセデス)の3人のドライバーたちは、昼のピットウォークに登場。デュバルはピットウォーク時に展示された自らのマシンのそばでファンサービスを行ったが、エンゲルはマシン前に机を構え、サプライズで来日した同じメルセデスのDTMドライバーであるルーカス・アウアーとともにファンサービスした。また、ファーフスは自身のマシンの前や、鈴鹿1000kmで在籍したBMW Team Studieのピットに登場している。

 また、GTアソシエイションの坂東正明代表との共同記者会見を終えたITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表もピットウォークに登場し、F1時代を知るファンたちのサイン攻めにあったほか、ベルガー代表はホンダコレクションホールで行われたトークショーにも出演している。

 3人のドライバーたちは、公式予選後にはキッズピットウォークにも登場した。すっかり薄暗くなったピットレーンではあったが、今度はデュバルがAudi Team Hitotsuyamaの、ファーフスがBMW Team Studieの、エンゲルがGOODSMILE RACING & Team UKYOのピットにと、それぞれ同じメーカーのGT300クラスのピットに登場している。

 その他にも、今回サポート関係にあるメーカー(BMW/レクサス、アウディ/ホンダ、メルセデス/ニッサン)のスタッフがGT500クラスのピットに案内したり、スタッフが同じメーカーのGT300ピットを訪れたりと、日独の積極的な交流が見られ、DTM側もイベントやスーパーGTの雰囲気を楽しんでいる様子だった。