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スーパーGT:クインタレッリ「次生の走りを見てQ2は自分次第だと思った」/GT500クラスPP会見

2017年11月11日 17:51  AUTOSPORT web

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GT500クラスポールにつけた松田次生とロニー・クインタレッリ、チームを率いる鈴木豊監督
スーパーGT第8戦もてぎ、GT500クラスのポールポジションはQ2で他を圧するタイムをマークしたMOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが獲得した。走行後、クインタレッリと松田次生が予選を振り返り、チャンピオン争いクライマックスとなる翌決勝日に向けての思いを語っている。

MOTUL AUTECH GT-R
松田次生
「Q1で予定より1周あとのタイム出し(アタック)になったのは、ターン3でコースアウトがあり、その周はアタックをやめていたからです。次の周の再アタックは“タイムを置きにいく”ような感じになったんですけど、それでも2番手だったので、ロニーには『余裕だから』と伝えました」

「(Q2で)1分36秒台は出るだろうと思っていましたが、前半(1分36秒316)までは想像していませんでしたけどね」

「今年はシーズン前半から苦労していて、(一時は)まったくチャンピオン争いには絡めないんじゃないかと思うような状況もありました。個人的にもこれだけ勝てないのは2009年以来かな、と思ったりもしていましたが、苦しい時期にもチームスタッフはしっかりクルマを仕上げてくれていました」

「3連覇がかかっていた去年のもてぎ(の内容と結果)が良くなかったことを考えると、あれから1年、今日は僕たちドライバーとチームで、本当に素晴らしい予選を戦うことができたと思います」

「チャンピオンは最後に(結果として)ついてくるものだと考えています。今年はまだ勝ってしませんし、明日はまず勝つことに集中していきたいと思います。とにかく、勝ってシーズンを終わりたいですね」

(Q:第4戦SUGOから長く使っている2基目のエンジンのライフについては?)
「僕たちは信じるだけです」

ロニー・クインタレッリ
「ここに来る前、僕も次生もチームも、なるべくベストなものを持ち込めるようにいろいろと努力してきました。次生がQ1で2位になったタイムの出方とかを見て、Q2ではいい走りができる、僕次第だ、と思いましたね」

「そのぶん、プレッシャーもありましたけど、クルマも自分自身も今日はフィーリングがすごく良かったです」

「次生のアドバイスを聞いて、我慢するコーナーといっぱいいっぱいで行くコーナーを考えて走りました。ただ5コーナーでは次生の3コーナーと同じこと(コースアウト)が起きそうになり、飛び出しそうだったんです。でも、なんとかブレーキングで止まれました」

「タイム的にはプラスマイナスゼロくらいだったように思います。少しラッキーもあったかもしれませんね」

「先週の金曜日、僕の子供がカートを始めたんです。5歳の彼が頑張っているのを見て、僕も頑張らないと、と思いましたし、特別なパワーをもらったのかな、と思います」

「今年はSUGOからエンジンがかわって、馬力(が上がった)というよりもエンジンフィールがすごく良くなりました。明日はチャンピオン争いよりも、まず優勝したいですね。チャンピオン争いは“私たち次第”ではないですから。せっかくポールポジションを獲ったのだから、チームみんなで力を合わせて優勝したいです」