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MotoGP:チャンピオン獲得のため「唯一の戦略は勝つこと」とドビジオーゾ

2017年11月09日 16:12  AUTOSPORT web

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MotoGP:チャンピオン獲得のため「唯一の戦略は勝つこと」とドビジオーゾ
MotoGP第18戦バレンシアGPの開幕前に、ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビジオーゾが意気込みを語った。

アンドレア・ドビジオーゾ(MotoGPクラスランキング2位)
 前戦マレーシアGPで今シーズン6勝目をマークし、マルク・マルケス(ホンダ)とのポイント差を21ポイントに縮め、最終戦に逆転タイトルの可能性を残したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)。ただし、タイトル獲得には優勝が絶対条件で、さらにドビジオーゾが優勝しても、マルケスが11位以内でゴールすれば、タイトルはマルケスのものとなる。

 ドビジオーゾはバレンシアではホンダ時代の2011年に3位表彰台を獲得した経験を持つが、ここ数年は表彰台争いに加われておらず、ドゥカティに移籍後は、2014年の4位がベストリザルト。

 しかし、今シーズンはドゥカティのマシンの戦闘力が上がっており、9月中旬にはテストライダーのケーシー・ストーナー(ドゥカティ)とミケーレ・ピロ(ドゥカティ)がバレンシアでテストを行なっている。ドビジオーゾは2004年に125ccクラスのチャンピオンを獲得した経験を持ち、グランプリ通算2度目のタイトルに挑む。

「マルケスとのポイント差は大きいので、厳しいレースになると思う。唯一の戦略は勝つこと。そして、ライバルが何位でフィニッシュするのか待つしかない。ここ数戦はどのコースでも戦闘力があったので、ここ数戦と同じように楽観的にウイークに取り組み、トライしなければならない」

ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング7位)
 前戦マレーシアGPで今季3回目、ドゥカティ移籍後、ベストリザルトとなる2位に入賞したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。ヨハン・ザルコ(ヤマハ)と17ポイント差のランキング7番手につけ、数字上は逆転の可能性を残している。

 バレンシアのMotoGPクラスでは2010年、2013年、2015年、2016年と通算4勝を記録している。2015年、2016年と2年連続ポールtoウインを飾るなど、ロレンソが得意とするコースだ。

「最終戦のバレンシアはすばらしい思い出といい結果を残して来たサーキットだが、ドゥカティにとってはいつもいいコースとは言えないだろう。コーナーはタイトでコースは小さい。でも、アンドレアはタイトルの可能性を残しているし、最終戦で逆転の可能性はゼロではない」

「ドゥカティでの最初のシーズンを最高の結果で終わらせるために、僕はいつものように全力をつくす」