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スーパーGT最終戦でのデモランに向け3台のDTMマシンがツインリンクもてぎに到着

2017年11月09日 15:12  AUTOSPORT web

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ツインリンクもてぎのパドックに設営されたテントに収められる3台のDTMマシン
11月11~12日に、栃木県のツインリンクもてぎで開催されるスーパーGT第8戦。このラウンドでは、GT500クラスと車両規定統一化を目指すDTMドイツツーリングカー選手権の3台のマシンがデモランを行う予定だが、それに向けてもてぎにDTMマシンたちが到着した。

 DTMとスーパーGT500クラスは、長年『クラス1』と呼ばれる車両規定統一化に向けて交渉が進められており、2014年からはGT500クラスがDTMとモノコックを中心に多くの部分を共通化。エンジン等異なる部分も残っているが、将来の交流戦の開催など、さらなる統一化に向けて話し合いが進められている。

 そんな両シリーズの交流の一環として、10月に開催されたDTM最終戦ホッケンハイムにGT500マシンが、そして今回のスーパーGT最終戦もてぎにDTMマシンがそれぞれ訪れ、デモランを行う試みが行われている。ホッケンハイムではレクサスLC500、ニッサンGT-Rの2台が登場し、大きな注目を集めていた。

 そして今回のスーパーGTもてぎに向け、ドイツからアウディRS5 DTM、BMW M4 DTM、メルセデスAMG C63 DTMの3台が運ばれ、最終戦に向け準備が進められているツインリンクもてぎに到着した。もてぎでは全ピットをスーパーGTが使用するため、DTM車両3台は、パドックエリアに設営された大型のテントに運び込まれている。

 テントではすでに走行に向けた整備が進められており、暖機もスタートしている。また、それぞれBMWはレクサス/TRD、アウディはホンダ、メルセデスはニッサン/ニスモと、それぞれスタッフがサポートしており、ドイツメーカーが日本での走行で困った際に対応できるような体制が敷かれている。そのため、テント内では日独の6メーカーのスタッフウェアを見ることができる。ちなみに、ホッケンハイムでの走行時は、メルセデス/HWAのスタッフが2車をサポートしていた。

 ドライバーたちももてぎ入りしはじめており、アウグスト・ファーフス(BMW)はシート合わせを行ったり、パドックを歩いたりとスーパーGTでのスポット参戦の経験があるだけに、リラックスした様子。

 一方、「日本は初めてだよ」というのは、マーロ・エンゲル(メルセデス)だ。「ここに来られて嬉しいよ。日本はいつか来たかったからね。特に僕のDTMマシンを一緒に持ってこられたんだから」と笑顔で語った。

「ツインリンクもてぎもいい雰囲気だね。トラックウォークをしてもっとコースを知らないといけないけど、走行が楽しみだ。スーパーGTは映像で観たことがあるけど、実際に決勝を観るのも楽しみだし、日本のファンはすごく情熱的だと聞いているから、この週末全体がすごく待ち遠しいよ!」

 今回のもてぎ戦では、DTMを運営するITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表が訪れるなど、スーパーGTとDTMの盛んな交流が行われそう。白熱のタイトル争いを含め、ぜひ現地でその様子を見ておきたいところだ。