タペストリー(Tapestry)社が8日、「ケイト・ スペード ニューヨーク(kate spade new york)」のクリエーティブディレクターの変更を発表した。2007年11月から10年間にわたりケイト・ スペードのプレジデント兼チーフクリエーティブオフィサーを務めてきたデボラ・ロイド(Deborah Lloyd)は2018年に退社し、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のニコラ・グラス(Nicola Glass)を後任として迎える。
デボラ・ロイドは、タペストリー社(元コーチ社)によるケイト・スペード買収を受けて退社を決意。後任のグラスは2004年から13年間にわたりマイケル・コースに在籍し、現在はアクセサリーデザイン部門のシニアバイスプレジデントとして「MICHAEL Michael Kors」および「Michael Kors Collection」を手掛けている。ケイト・スペードでは商品のデザインからブランドイメージ、店舗まで全てのクリエーティブを担当する。
タペストリーのビクター・ルイス(Victor Luis)CEOは、グラスについて「彼女のように、クリエーティブチームを率いる才能と、ハンドバッグおよびアクセサリー主導事業についての理解を持つクリエーティブエグゼクティブは非常に少ない。彼女の豊かな経験はケイト・スペードがグローバル展開を拡大する上で強みになるだろう」とコメントを発表している。