MotoGP第18戦バレンシアGPの開幕前に、チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスが意気込みを語った。
アンドレア・イアンノーネ(MotoGPクラスランキング15位)
フライアウエイラウンド3連戦では第15戦日本GPで4位、第16戦オーストラリアGPで6位と復調を見せたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。前戦マレーシアGPでは苦戦を強いられたが、ランキング15番手で最終戦に臨む。計算上では、ランキング11番手までは24ポイント差と挽回をねらえる位置につける。昨年のバレンシアでは3位入賞を果たしている。
「バレンシアはマシンのフィーリングがよければ、いいレースができる独特のコースだ。去年はケガからの復帰後、3位に入賞することができ、コースレイアウトにもいい印象を持っている」
「GSX-RRを初ライドした昨年のテストからいいフィーリングがあるので、今年は高い意欲を持ってレースにアプローチできる。目標はいい形でシーズンを終えること。マレーシアGPでは浮き沈みがあったが、シーズン終盤は重要な改善を行なうことができた」
アレックス・リンス(MotoGPクラスランキング17位)
第15戦日本GPで5位、第16戦オーストラリアGPで8位とチームメイトと共に好調だったアレックス・リンス(スズキ)。前戦マレーシアGPでは二度転倒を喫し、2回目の転倒再スタート後にコースをショートカットしたため失格となったが、ランキング17番手につける。
バレンシアではMoto3時代の2013年にポールポジションから3位に入賞、Moto2時代の2015年には2位に入賞した経験を持つ。バレンシアはMotoGPマシンGSX-RRを初めてライディングしたコース。1年の進歩を見せることができるか。
「いよいよシーズン最後のレース、ポジティブな結果を残したい。バレンシアは初めてMotoGPマシンをテストしたコースなので、再びこのコースでGSX-RRに乗るのは感慨深い。GSX-RRは印象的なマシンで、初ライドから多くのことが変わってきた」
「シーズンを通じて多くの改善を行ない、自分自身も多くのことを学んだ。1年前とは全く違う気分で今週末に臨む。ポジティブな点はシーズン終盤に好調だということ。マシンは進化しており、僕の経験も深まっている。バレンシアではステップバイステップで、シーズン最後のレースをポジティブに進めていきたい」