IMSA：BMWの新型マシン『M8 GTE』1号車が完成。GTLM戦うBMWチームRLLが導入準備
2017年11月08日 14:22 AUTOSPORT web
2017年シーズン、2台の『BMW M6 GTLM』を走らせ、WSCC最終戦プチ・ル・マンでのクラス優勝を含むシーズン4勝を挙げたBMWチーム・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング（RLL）。
2009年からBMWとパートナーシップを結び北米GTカテゴリーに参戦している同チームは、参戦10年目となる来シーズン、WEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスとWSCCのGTLMクラスに導入されるBMWの新型GTEマシン『M8 GTE』をシリーズに初投入する。
「（今季は）BMWとともに戦ってきた9年間のなかで、もっとも成功したシーズンだった。BMWのさらなる勝利とチャンピオンシップ獲得のため、我々が何年にもわたり協力し続けられることを大変うれしく思っている」と語るのはチームを率いるボビー・レイホール。
「北米のレーストラックでBMWを代表することは、とても光栄であり特別なことなんだ」
「2018年シーズンに向けて強化されたチームの組織体制は、新型BMW M8 GTEの開発と運用において助けになるだろう。そしてM8 GTEは来シーズン、もっとも刺激的な新車の1台になるはずだ」
2009年以来、合計68回の表彰台獲得と17回のクラス優勝を収めてきたチームは今月、BMWモータースポーツの本拠が置かれるドイツ・ミュンヘンにエンジニアとメカニックを派遣。GTLMクラスに投入する最新モデルの1号車を完成させたという。
組み立てられたクルマは11月下旬にチームの拠点が置かれるアメリカ・オハイオ州ヒリアードに到着する予定となっており、その後、IMSAによるテストプログラムが開始される。
BMWノースアメリカのモータースポーツ・マネージャーであるビクター・ルルーは「BMW M8 GTEはBMWチームRLLの新たなチャプターを開始する。そして、我々もチームと同様にテストプログラムを開始することに興奮しているんだ」とコメント。
「ボビー（・レイホール）のチームは、世界でもっとも優れたGTカーレースで『M3 GT』『Z4 GTE』『M6 GTLM』を勝利に導く手助けをしてくれた。『M8 GTE』もまた、これまでと同じように成功することは間違いないと考えている」
「今シーズン、プチ・ル・マンを含む4つのレースで勝利したM6 GTLMが証明するように、BMWチームRLLはワインのように経験を重ねるにつれて良くなるんだ」
