ル・マン24時間レースへの出場を目指すフェルナンド・アロンソが、ドイツ ケルンに位置するトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)を訪問し、今月開催されるWEC世界耐久選手権ルーキーテストに参加するための話し合いを行っていると報じられた。
Dailysportscarは、アロンソが6日、TMGをシート合わせのために訪れたという情報を得たと報じた。問い合わせに対してTMGからは「その推測に対してコメントはしない」という返答しか得られなかったということだ。
アロンソは、F1モナコGP、ル・マン24時間、インディ500という世界三大レースを制するという夢を持っており、今年はインディ500に初挑戦した。2018年1月にはデイトナ24時間に参戦することがすでに決まっており、これはル・マン24時間挑戦への準備の一環であると考えられている。
2018年のマクラーレンとの契約では、F1グランプリと日程が重ならない場合は他カテゴリーのレースに出場することが許されているものとみられ、その点で、アロンソが来年ル・マン24時間に参戦することは可能だ。
2017年限りでポルシェがWECのワークス活動を終了するため、来シーズンからLMP1クラスでワークス参戦するのはトヨタ1社のみになるとみられているが、トヨタは来季以降の活動について明言はしていない。
WECは第9戦バーレーン後の11月19日ににルーキーテストを開催、トヨタTS050ハイブリッドにはフランス出身の19歳、トーマス・ローランが乗り込むことがすでに発表されている。