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AMG設立50周年記念限定車『メルセデスAMG GT C Edition50』登場

2017年11月07日 17:42  AUTOSPORT web

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一部改良が施された『メルセデスAMG GT』
メルセデスのハイパフォーマンス・ブランドとなるメルセデスAMGの完全自社開発によるフラッグシップ・スポーツ『メルセデスAMG GT』が一部改良を受け、合わせてGT、GT S、GT Rに続く、ワイドなリヤフェンダーと557馬力の最高出力を持つ『GT C』を新モデルとして追加。さらにAMG設立50周年を記念した限定12台の特別仕様車『メルセデスAMG GT C Edition 50』も設定され、10月25日から受注が開始されている。

 今回の一部改良では、これまで高性能版に採用されてきた“AMGパナメリカーナグリル”を全車に拡大採用。この特徴的なフロングリルは、1952年に開催された伝説的なレースであるカレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝を飾った『300 SL』レースカーがモチーフとされており、一層スポーティな個性を際立たせる変更となった。

 また、コードネーム“M178”の4リッターV8直噴ターボはパフォーマンス向上が図られ、GTで14PS/30Nmアップの476PS/630Nm、GT Sで12PS/20Nmアップの522PS/670Nmのアウトプットとなった。

 そのほか、GT SのみAMGリヤ・アクスルステアリング、レザーDINAMICAルーフライナー、AMGイルミネーテッドステップカバー、AMGエクステリアナイトパッケージが新たに標準装備となったほか、新規オプションとしてクロームパッケージやカーボンパッケージ、ホイールやインテリアカラーの設定が増やされるなど、細かな改善が施された。

 そんなベースアップを果たしたAMG GTのラインナップに新たに加わった『GT C』は、M178の最高出力がさらに増強され、557PS/680Nmまでパワーアップ。0-100km/h加速3.7秒というラインアップ最強の動力性能を得た。

 またエンジンマウントとトランスミッションマウントそれぞれに磁性流体の可変マウントとなる“ダイナミックエンジントランスミッションマウント”を採用。各種センサーからの情報によりドライビングの状況を検知してマウントの硬さを自動で調整し、通常走行時は柔らかいマウントによってノイズと振動を効果的に遮断し快適性を向上。

 ダイナミックなドライビング時にはマウントを硬くすることでドライブトレインのロールモーションを減少しクイックなコーナリングを実現する。

 また、GT S同様に20インチホイールを収めるため57mm拡幅されたリヤセクションには、通常のコントロールアームに代えて、ステアリングアクチュエーター2個を備えたAMGリヤ・アクスルステアを装備。

 前後ダブルウィッシュボーンのサスペンションには、電子制御ダンピングシステムを搭載した『AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション』を標準装備としている。

 また、GT Cでは増大されたパワーを受け止めるブレーキシステムも強化され、制動力と耐フェード性に優れるベンチレーテッド式ドリルドディスク(前390mm、後360mm)を備えた強化コンポジットブレーキシステムを採用。さらにオプションとしてAMGカーボンセラミックブレーキも用意され、セラミックブレーキディスク(前402mm、後360mm)による軽量化(17kg減)と、さらなる耐久性および耐フェード性の向上を図ることが可能となっている。

 そのGT Cをベースに世界限定500台、日本導入12台となる『メルセデスAMG GT C Edition 50』は、エクステリアカラーにdesignoカシミアホワイトマグノ、およびdesignoグラファイトグレーマグノの2色を設定し、インテリアにはナッパレザー仕様のシルバーパールとブラックのツートーンを採用。

 その随所にブラッククロームを施し、ヘッドレストには“Edition 50”ロゴを、ステアリング下部には“EDITION”バッジをあしらうことで、さらなる特別感を演出している。

 左右ステアリングが設定されるAMG GT、GT Sは、それぞれ1690万、2000万円。左ハンドルのみとなる『GT C』は2219万円、『メルセデスAMG GT C Edition 50』は2290万円となっている。
メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp