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NASCAR:ベテランのケンゼス、2018年はフル参戦せず休養も「引退は望んでいない」

2017年11月07日 10:52  AUTOSPORT web

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2018年シーズンは休養する意向を示したマット・ケンゼス
モンスターエナジーNASCARカップに参戦しているマット・ケンゼスは、2018年シーズンはNASCARへフル参戦せず、休養期間を取る意向を明らかにした。

 2003年にシリーズチャンピオンを獲得した経験を持つケンゼスは45歳の大ベテラン。今季はジョー・ギブス・レーシングでカーナンバー20のトヨタ・カムリをドライブしている。

 しかし、チームは7月にケンゼスとの契約を更新しないと発表。2018年は若手のエリック・ジョーンズにカーナンバー20を託すことを明かしていた。

 ジョー・ギブスを離脱することになったケンゼスはシボレー陣営のヘンドリック・モータースポーツへの加入も噂されていたが、現時点で契約の正式発表は行われていない。

 ケンゼス自身は“引退”という文言を使うことに難色を示しつつも、現在は家族との時間を優先したいとの考えを示している。

「こういったことをアナウンスする必要があるのか分からない」とケンゼス。

「2018年に向けた活動は特にしていないんだ。ただ、このスポーツに“引退”という言葉は似つかわしくないと思っている。年金だってもらえないんだ」

「スポンサーを集めてシートを確保するのは若手ドライバーの仕事だ。ただ、私の場合は状況が異なり、その選択肢すらなかった。すでにシートが埋まっていたからね」

「当面は休養を取るつもりだ。それが1年になるか2年になるか、あるいは3~4カ月になるかは分からない。今後、興味を持つようななにかが起こるかもしれないし、そうなれば、あらゆる選択を考慮する」

「私自身は引退などは望んでいないし、その必要性も感じていない。あらゆる面でフラストレーションが溜まるシーズンを過ごしてきたのだから」