11月5日、イタリアのミラノでドゥカティ・ワールド・プレミア2018『Italian Symphony』が行われ、ドゥカティの2018年モデルが発表された。
ドゥカティ・ワールド・プレミア2018は、イタリアのミラノで11月9日から12日にかけて開催されるミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)を前に現地時間の11月5日21時からミラノのリニア・シアク・シアターで行われ、その様子はインターネットでストリーミング配信された。
ステージにはドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリが上がり、ドゥカティの新型バイクを紹介。
さらに、2017年MotoGPに参戦中のアンドレア・ドビジオーゾやホルヘ・ロレンソ、ダニロ・ペトルッチ、テストライダーのミケーレ・ピッロ、さらには元MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナーやスーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーのチャズ・デイビスらが登場するなど、豪華なイベントとなった。
今回2018年モデルとして紹介されたのは、パニガーレV4、959パニガーレ コルセ、ドゥカティ スクランブラー1100、ムルティラーダ1260だ。
パニガーレV4 Sバージョンは、これまでよりもMotoGPマシンにさらに近くなった量産バイク。MotoGPマシンであるデスモセディチGPの技術をフィードバックした4気筒エンジンを搭載し、パワーは214cvだという。
さらにストーナーとともに登場したパニガーレV4スぺチアーレはドゥカティのテクノロジーが詰め込まれた特別仕様だ。チタニウムのエキゾースト、ビレットアルミニウムの部品などが用いられ、個別に番号が付された限定版になるという。
959パニガーレ コルセは、これまでのドゥカティの2気筒スポーツバイクを受け継いだモデルで、パワーは150hp/10,500rpmとなる。
また同時に、カスタム・ワールドからインスピレーションを受けたスペシャルバージョンもラインアップされるドゥカティ スクランブラー1100や、1262ccTestastretta DVTエンジンを搭載したムルティラーダ1260といったバイクが2018年モデルとして発表された。