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アロンソ「F1以外に活動の場を広げることは9年越しの目標だった」

2017年11月06日 07:52  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソとマクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウン
フェルナンド・アロンソは、F1以外のカテゴリーのレースへの参戦を9年ほど前から計画していたが、それを許可してくれたのはマクラーレンが初めてだと明かした。

 今年、アロンソはF1モナコGPを欠場してインディ500に初挑戦した。2018年1月には、マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンが所有するユナイテッド・オートスポーツチームから、デイトナ24時間レースに出場することも正式に発表された。

 世界三大レースといわれるF1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースのすべてを制するという夢を持つアロンソにとって、デイトナ24時間参戦は、ル・マンへの準備としての意味合いもある。アロンソは、F1レースと日程が重ならない限りは他のカテゴリーのレースに出場することがチームから認められており、今年のル・マン24時間出場も可能な状況であるとみられる。

「僕は世界一優れたドライバーになりたいと思っている」とアロンソは言う。

「そのためにはいろいろなシリーズに参戦し、いろいろなマシンで優勝する必要がある。時にはF1という小さな世界から出て行かなければならないんだ」

「F1の世界はモータースポーツ全体と比べると小さい。モータースポーツはF1より大きな世界だ。僕のモータースポーツに関するプランは、他の人たちが考えるよりずっと規模が大きい」

「8年か9年ぐらい前からやろうとしてきたけれど、今までのボスを説得することはできなかった」

「ザックはモータースポーツの世界は僕らが考えているよりもずっと大きいということを理解している。そういったアプローチによって、インディ500での経験を得ることができ、マクラーレンは今アメリカでの価値が高まっている。つまり誰にとってもウインウインの状況なわけだ」


 ル・マンについてはまだプランは定まっていないとアロンソは言う。

「ル・マンに関しても、他のシリーズに関しても、いろいろなチャンスが存在する」
「できるだけいい決断を下したい。楽しみだよ」

「来年1月にまたアメリカでレースができるのがうれしい。インディ500に出場して1年足らずで今度はデイトナ24時間で走ることになった。こういった象徴的なレースに参戦するのは素晴らしい機会だ」

「プロトタイプカーで走るのは初めてだ。この経験は今後、何らかのシリーズに参戦する際に役立つものにもなるだろう」

「インディアナポリスと同様に、僕にとっては学習とチャレンジの場になる」

「とはいえ、参戦する以上は、もちろん勝利を考えていく。どんなレースであれ、ただ参戦するだけというスタンスをとるつもりはない。勝利を目指していくんだ」