お世話になった会社を退職するときや長期の休暇明け、上司や同僚に配るお菓子のチョイスに悩んだことがある人は多いのではないだろうか。個数や相場感、賞味期限の長さなどを考慮し、ベストな選択をするのはなかなか難しい。
今年9月、ガールズちゃんねるに「退職時に職場に配るお薦めお菓子」というトピックが立てられた。勤めていた会社を退職するにあたり、どんなお菓子を配ったら良いか迷っているというトピ主に対し、ユーザーから有益な情報が続々と寄せられていたので、その一部を紹介しよう。
少し高級感があって好みに左右されにくい、個包装で日持ちするものが無難
職場に配るお菓子の定番として挙げられていたのが、老舗洋菓子メーカー『ヨックモック』の葉巻状のクッキー「シガール」だ。個別に包装されていて、ひとりひとりに配りやすく、「知名度もあって缶入りだからそれなりに高級感もある」ため贈り物には最適といえるが、あまりにも定番となっているせいか、
「同じ日に退職する人がいて、種類は違えど同じヨックモックで気まずかった」
というユーザーもいたので、注意したいところだ。
『ヨックモック』と同じく定番として支持を集めていたのが、洋菓子メーカー『アンリ・シャルパンティエ』の焼き菓子「フィナンシェ」。
「アンリのマドレーヌ&フィナンシェセットを買ったことあるよ。 無難だし、個数もいろいろあっていいと思います」
「アンリのフィナンシェは美味しかったとすごく喜んでもらえたし、ひとつひとつ小さめなのでこの量でも持って行くのに楽な大きさだった」
など、絶賛の声が数多く寄せられていた。総じて見ると、日持ちが効き、個包装されていて、ほんのり高級感のある万人受けしそうな味、この3つを押さえていれば、ひとまず無難と捉える人が多いようだ。
「パワハラで辞めさせられた時は部長の席にワカメ置いた」在職時の怨念を込める人も
そのほかには、チョコレートブランドとして知られる『ゴディバ』のクッキーを挙げるユーザーもいた。『ゴディバ』といえば高級なイメージだが、クッキーであれば手軽な価格で購入できるものもあるようで、
「安いのに高いと思われる」
「あのブランドロゴの紙袋とパッケージのお蔭で値段以上に割高に見える」
と、見栄えの良さが高く評価されていた。
しかしながら退職というのは、円満なケースばかりではない。トピック内には「本当にお世話になった人達にはちょっと高級品、どうでもいい人達には一人100円くらいの箱入りにした」という"二刀流"を駆使したユーザーもいれば、「部長のパワハラで辞めさせられた時には部長の席にワカメ置いてった」という猛者もいた。また、
「そういえば、辞めるときにカップラーメンを配った男子がいたなぁw ご丁寧に割り箸付きで。ヒーローだったわ。」
という珍エピソードも投稿されていた。在職時に退職時の挨拶の品は、ときに強烈なメッセージが込められているのかもしれない。