最近、地毛が茶色の生徒に対し"黒染め"を強要する理不尽な「校則」が問題となっているが、社会人とて職場のおかしな慣例やローカル・ルールに首を傾げた経験のある人は多いのではないだろうか。
10月、ガールズちゃんねるに「納得いかない会社の慣例」というトピックが立てられた。会社の「一人事務」として働いているトピ主は、経理や総務の仕事に追われる傍ら、「電話は全部事務一人でとらないといけない」という慣例のため、電話対応まで一人でこなさなければならず、繁忙期は忙しさで「目が回りそう」になってしまうという。
朝礼への不満相次ぐ「無駄」「必要ない」
トピック内ではトピ主への同情の声と共に、勤務先の慣例にまつわる不平・不満が相次いで寄せられていた。特に目立ったのが多くの企業で取り入れられている"朝礼"に関する声だ。
「始業30分前には強制出社→10分前に朝礼→ラジオ体操」
「ハッピーハッピーハッピーハッピー ラッキーラッキーラッキーラッキー 大好き大好き大好き大好きぃー!と振り付けつきでやる朝礼」
など、何の目的があるのかよく分からない事例が多いためか、ほとんどのユーザーは「無駄」「必要ない」と感じているようだった。
同様にビジネスパーソンをしばしば苦しめているのが、有給休暇の取得だ。近年では大きな社会問題となっているにも関わらず、
「退職時に有給消化させてもらえなかった」
「有給使うとき、『私用のため』だけじゃなくて、具体的にどんな用事なのか言わなければならない」
といった声が挙がっている。当然のことながら有休は労働者の権利。使うのに理由はいらない。
「仕事内容もほとんど同じなのに、女性だけ……」
また、職場の男尊女卑的なしきたりに対する不満も散見された。
「事務職で男性3名女性3名、仕事内容もほとんど同じなのに、女性だけ事務所とトイレと給湯室の掃除、お茶出しと食器洗いとタオル類の洗濯などやらされてた」
など、時代錯誤なルールに悩まされている女性たちの声には、「コメントみてるとほんと、いまだに男尊女卑的な会社多過ぎ。今、平成何年だと思ってんだよっ!」と憤慨するユーザーもいた。
そのほかにも「業務開始5分前から社員全員で社長のお出迎え」「平和憲法などのデモ参加」「何故か従業員同士名前で呼びあう」「コピーが自腹」など、時代錯誤だったり、コンプライアンス的に問題がありそうだったりするエピソードがあった。一社員がそういった慣例に疑問の声を挙げたとしても、撤廃されるケースはほとんどないのが実情のようだ。
どうしても会社の慣例に我慢できない場合は、トピック内にあったコメントの通り、「システム変えるより仕事変えた方がいい」のかもしれない。