レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、カルロス・サインツJr.は、ダニエル・リカルドが2018年シーズン末にレッドブルを離脱した場合のチームの“セーフティ・ネット”であると述べた。
マックス・フェルスタッペンが2020年末までレッドブルの契約を延長した一方、リカルドは将来についての決定を急いでおらず、2018年シーズンが始まってから選択肢を検討すると語っている。
パドックの関係者らは、将来リカルドはメルセデスのドライバー候補になり得ると見ており、実際にリカルド本人も、同等の条件のもとでルイス・ハミルトンに挑戦してみたいと明かしている。また、新たに世界チャンピオンに輝いたハミルトンもリカルドをメルセデスに迎えられたら“光栄だ”と話した。
リカルドの状況を鑑みて、レッドブルはサインツJr.をチームから放出するのではなく、ルノーに貸し出すことを選んだのだった。ホーナーはロイター通信に対し、以下のように語っている。
「それが我々がカルロス・サインツJr.を貸し出し、オプションを確保した理由だ。我々はセーフティ・ネットを持っているわけだが、第一の目標は現在のペアを維持することにある」
「28歳になる彼(リカルド)にとって、次の選択肢は非常に重要になる。もちろん彼は正しい選択をするために、時間を取るだろう」
「しかし彼は(チームの)意図を明確に理解しているし、私は彼と、チームが残留を希望していることについての話し合いをした。もし決断するのにあと6カ月かかるというなら、そうするといいだろう」