F1の伝説的存在であるエマーソン・フィッティパルディは、2018年にマクラーレンとルノーが強力なパッケージを用意できるなら、フェルナンド・アロンソが自身3度目となる世界タイトル獲得を賭けて戦えるかもしれないと語った。
1972年にはロータスで、1974年にはマクラーレンでF1世界タイトルを獲得したフィッティパルディは、アロンソの大ファンだという。マクラーレンはホンダとの契約を打ち切り、2018年からルノーのパワーユニットを搭載することを決めた。フィッティパルディはこういった変化により、来年、アロンソが好成績を収めることに期待できると考えている。
「ずいぶん良くなるだろうと思うよ」とフィッティパルディはメキシコGPの決勝日にAS紙に語った。
「フェルナンドは最高のドライバーだし、マクラーレンは素晴らしいマシンを持っていると思う。アロンソが言ったように、コーナーリングに優れたマシンなんだ」
「だからもし彼らが来年、ルノーエンジンを得た上で、シャシーやエアロダイナミクスのクオリティを維持するなら、表彰台や優勝を争うことができるし、タイトルを目指すこともできるだろう」と現在70歳のフィッティパルディは予測した。
アロンソに加えて、フィッティパルディがファンとして注目しているのは、彼によれば未来の大物だという、カルロス・サインツJr.だ。
「彼は今、ルノーといういいチームに所属している。一歩一歩、上に向かっているのがわかる」とフィッティパルディは言った。
「未来は彼のものだ。(マックス・)フェルスタッペンと同様にね」