WEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦しているG-ドライブ・レーシングは11月1日、第9戦バーレーンに元アウディLMP1ドライバーで2017年はDTMドイツツーリングカー選手権、フォーミュラEに参戦したロイック・デュバルを起用すると発表した。
2013年よりアウディのLMP1ワークスドライバーとしてチームに加わり、同年、アラン・マクニッシュ、トム・クリステンセンとともにル・マン24時間レース総合優勝、さらにWECのシリーズチャンピオンを獲得したデュバル。
今季はアウディが2016年限りでWECから退いたことからLMP1のシートを失い、2014/15シーズン途中から参戦しているフォーミュラEとDTMに戦いの場を移すこととなった。
そんなデュバルが11月16~18日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるWEC最終戦バーレーンで、G-ドライブ・レーシングの26号車オレカ07・ギブソンのステアリングを握る。
デュバルにとってWEC参戦はちょうど1年前のWECバーレーン以来となるが、アウディのラストランとなった同レースでは、デュバル駆る8号車アウディR18が僚友の7号車アウディとともにワン・ツー・フィニッシュを達成。有終の美を飾っている。
今回、新たなドライバーラインアップを発表したチームは10月31日、今週末開催される第8戦上海で、アウディのDTMドライバー、ニコ・ミューラーと2017年のELMSチャンピオン、レオ・ルーセルの2名を新たに起用すると発表していたが、ミューラーはWECバーレーンと同じ週末にマカオで開催されるFIA GTワールドカップに出場するため、代役が必要となっていた。
2017年シーズンの最終戦、デュバルは思い出の地バーレーンで新加入のルーセル、オーナー兼ドライバーのロマン・ルシノフとマシンをシェアする予定だ。