ザウバーF1チームは2018年のドライバーラインアップからパスカル・ウェーレインを外し、来季はマーカス・エリクソンとシャルル・ルクレールで戦うことを決めたとスイスメディアが伝えている。
最近の報道では、フレデリック・バスール率いるザウバーは、エリクソンよりメルセデス傘下のウェーレインの残留を希望しているともいわれていた。
しかしスイスのBlick紙のF1記者、ロジャー・ブノワは、チームオーナーのロングボウ・ファイナンスとエリクソンの緊密な関係により、ザウバーと彼の契約延長は保証されたと今週初めに伝えた。
フェラーリのジュニアドライバーのルクレールがエリクソンのチームメイトを務める見込みだという。ルクレールは、2016年にGP3タイトルを獲得、今年初参戦したF2でも圧倒的強さを発揮し、シーズン終了を待たずにチャンピオンの座に就いた。
昨年はハースから、今年はザウバーからF1の金曜FP1に参加している。
ダニール・クビアトがトロロッソから放出されたことがメキシコGPの週末に明らかになり、ザウバーが彼の起用を検討する可能性があるとの説もあるが、ブノワは、ザウバーは、エリクソンおよびモナコ出身、現在20歳のルクレールとの契約を「11月に」交わすと報じた。
ウェーレインはメルセデスの支援も打ち切られるともささやかれている。F1に残るチャンスはウイリアムズへの移籍のみであるとみられ、将来には暗雲が立ち込めている。
「この件に関してはまだ何のニュースもないよ」と23歳のウェーレインはメキシコGPの週末に語った。
「でも来季に向けての話し合いがいくつか進んでいるんだ。何かしら、もうすぐ決まることを願っている」
2018年のレースドライバーが確定していないのは、現時点でザウバー、ウイリアムズ、トロロッソ。しかしトロロッソに関しては、チーム代表のフランツ・トストが、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを引き続き走らせる可能性が高いと発言している。