ソフィア・コッポラ監督の新作映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が、2018年2月23日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国で公開される。
同作は、南北戦争期を舞台に、閉ざされた女子学園に1人の負傷兵が転がり込んできたことで起こる女たちの愛憎劇を描いたトーマス・カリナンの1966年の小説『The Beguiled』をもとにした作品。原作は『白い肌の異常な夜』のタイトルで1971年にも映画化されているが、コッポラは原作のリメイクではなく、女性視点で描くという発想で制作したという。
女子寄宿学園の園長役を演じるのはニコール・キッドマン。「小悪魔」な生徒役にエル・ファニング、純粋な教師役にキルスティン・ダンスト、女子寄宿学園に暮らす7人の女性の心を奪う負傷兵役にコリン・ファレルがキャスティングされている。同作は『第70回カンヌ国際映画祭』で初上映され、コッポラは同映画祭で女性としては56年ぶり、2人目となる監督賞を受賞した。