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ジョン・ガリアーノのクチュールピースが初の一般公開 メゾン マルジェラがドーバー銀座で展示

2017年10月30日 20:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

開催中の「Discover the Maison Margiela 'Tabi' story」 Image by: FASHIONSNAP
「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(Dover Street Market Ginza)」で「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のアイコンシューズ「Tabi」の展示「Discover the Maison Margiela 'Tabi' story」が始まった。これに合わせて、クリエーティブディレクターのジョン・ガリアーノ(John Galliano)が手がけるアーティザナルコレクションを国内で初めて一般公開。1階のエキシビジョンスペースではインスタレーションが開催されている。



 エントランスから店内まで、エキシビジョンは床にあしらわれたタビの足跡がナビゲート。昨今再び人気が高まっている「Tabi」ブーツにフォーカスした「Discover the Maison Margiela 'Tabi' story」では、アーカイブから持ち出された初代モデルから今シーズン登場したオーバーサイズのモデル、そしてドーバー ストリート マーケット ギンザ限定モデルまで、1988年から受け継がれてきた「Tabi」の変遷が網羅されている。
 エレファントスペースで展示されたアーティザナルは、ブランドの全ラインに通じるクリエーションの中核を担っており、プレタポルテへと落とし込まれていく「原点」と位置付けられる。2017年春夏シーズンでは、ジョン・ガリアーノが描く虚像とリアリティー、伝統とデジタル世代、マスキュリンとフェミュニティ、繊細さとインパクトといった一見対極にあるものを一つのピースで表現。重ね合せることを意味する「フィルタージュ」と"魚の肉を骨から剥ぎ取ること"に由来する「デコルティケ」のテクニックにより、服の持つ本質を浮き彫りにしている。全7ピースの中には、会期終了後にニューヨークのメトロポリタン美術館へ寄贈されるコートも並ぶ。展示は11月21日まで。
 なお、エレファントスペースに続いて足跡が続く3階のショップにはアーティザナルから抽出されたエッセンスが垣間見える2017-18年秋冬コレクションが並び、館内を通してメゾン マルジェラの世界観を感じ取ることができる。

■Maison Margiela SS17 'Artisanal' installation会期:10月27日(金)~11月21日(火)■Discover the Maison Margiela 'Tabi' story会期:10月27日(金)~11月2日(木)