2017年F1メキシコGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドはリタイアに終わった。
パワーユニット交換(MGU-H、ICE、ターボチャージャー)で20番グリッド降格のペナルティを受けて16番グリッドからスタートしたリカルドだが、レース序盤にルノーのMGU-Hにトラブルが発生したものとみられる。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=リタイア
スタートではやれる限りのことをしたと思う。近くにたくさんのマシンがいて、いろいろなことが起きていたけれど、僕は早々にポジションを上げることができた。
今朝、(レッドブルのモータースポーツコンサルタントの)ヘルムート(・マルコ)に「1周目の終わりには7位になっているからね」って言ったんだ。何周か遅れたけど、実際にそこまで行けた。だからすごく期待できそうだった。
でも6周目にターボが異音を発し始めて、それからパワーがなくなった。なんとかピットには戻れたけれど、レースを続けることはできなかった。
金曜は好調で、昨日の午後はうまくいかなくなって、今日はさらに事態が悪くなった。昨日の夜に新しいパワーユニットを載せたのに、MGU-Hのトラブルが起きた疑いがある。エンジンに何か基本的な問題があるのだと思う。ここでは何年も走っているのだから、驚くようなことが起きてはいけないんだ。標高と温度による問題に対処するのは簡単なことではなくて、それによって何人かが、辛い週末を送る羽目になったのだろう。
また早々にレースを終えなければならなくて残念だ。マックス(・フェルスタッペン)は今年序盤に同じような経験をしていたね。もちろん楽しいわけがない。
ブラジルではもうペナルティを受けずに済めばいいんだけど。どうすれば笑顔になれるのか分からない。今、すごく苦しいんだ。でもどうすることもできない。僕にはこの状況を変えることはできないんだから。