2017年F1メキシコGP決勝で、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは今季2勝目、通算3勝目を挙げた。
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
優勝できてうれしい。それにオランダのDJとドライバーが揃って、楽しい表彰台だったよ。
スタート自体は最高とはいえない出来だったけど、そのおかげでセバスチャン(・ベッテル)からトウを得ることができた。少しアグレッシブにいく必要があったが、ターン1をアウト側から回り、その後は、自分のレースに集中した。キャリアのなかで一番楽だったレースと言ってもいいと思う。
昨日は取れたはずのポールを逃したと思っていたから、今日こそ自分の求める結果をつかもうと、モチベーションがかなり上がっていたんだ。単なる表彰台でなく優勝をつかめたなんて最高だね。
確実に完走するため、ペースを落とし、エンジンを抑えて走った。終盤はクルージングしていたよ。今週末はロングランペースがいいと分かっていたから、今日、マシンがいいパフォーマンスを発揮してくれるという自信があった。このコースは低速でグリップの低い部分があって、それが僕らのマシンに合っている。オースティンでもバランスとペースがよかったけれど、グリッド降格ペナルティを受けなければならなかった。
いいマシンバランスを見つけ出した後は、簡単に速いラップタイムで走ることができたし、それを維持することもできた。この調子で進めていければ、来年はもっといい形でシーズンをスタートできるだろう。すごい結果を期待できるよ。
メキシコはファンが情熱的だから、表彰台に乗ると特別な気分になる。スタジアムセクションの雰囲気といったら、他の場所では味わえないような素晴らしいものだ。去年表彰台を逃したけど、今年挽回できたね。1周目に無線で言ったとおりだよ。最高としか言いようがない。
(ルノーのパワーユニットが次々と壊れ、リタイアが相次いだことについて)何台もブローしてリタイアしていたから、心配になった。だからエンジンを労わって走ったんだ。すべてうまくいったみたいだね。
スクリーンで(ダニエル・リカルドが)リタイアしたところやトロロッソから火が出ているところが見えた。「なんてことだ、どうか僕には起こりませんように」と祈ったよ。僕は新しいエンジンだったからよかったのかもしれないけど、ダニエルのも新しかったんだよね。
シーズン序盤は不運なことが続いたから、今回は自分にトラブルが起きなくて本当にうれしい。