まだ少ないとはいえ、最近では男性が育児休暇を取ることも珍しいことではなくなった。では実際に育休を取った夫に対し、妻はどんな感想を持っているのだろうか。先日のガールズちゃんねるのトピック「旦那さんが育休取得したことある人」では、妻側のリアルな声が集まっていた。
トピ主は2人目を妊娠中の女性。今回の妊娠が判明してから、夫は「育休を取ろうと思っている」と、現在会社の規約などを調べているのだという。しかしトピ主の不安は夫が普段から「スマホが恋人」タイプで、上の子への関わりも少ないということ。
家事についても休日に掃除をする程度で炊事などはなし。それらをトータルで考えると「お給料を減らされてまで育休を取得してほしいと思える主人ではない」とトピ主は伝える。(文:みゆくらけん)
「私は食う寝る母乳に注力。夫はそれ以外全部。だいぶ助かった」
夫としては、何も「日中からスマホをいじり倒したい」と休み感覚で育休取得を考えているのではなく、トピ主の負担を減らし一緒に子育てをするつもりだろう。しかし妻からすれば「その心意気は嬉しいけども・・・」という複雑な思いだ。トピ主は実際に育休を取った夫を持つ妻たちに問う。
「旦那さんに育休を取得してもらって良かったこと、逆に良くなかったことを聞かせていただけると嬉しいです」
このトピックに対し集まった声は、「取得してくれて本当に助かった」派と「外で仕事してくれた方がよかった」派にハッキリと分かれた。1人目出産の時に10日ほど育休を取ってもらったという女性の「帝王切開で傷が痛くて何も出来なかったので家事も育児もしてくれて助かりましたよ」という声を筆頭に、夫の育休肯定派からは
「ミルクからだっこ、沐浴、なんでも共有して育児頑張ったから、すごく思い出になってる」
「私は食う寝る母乳に注力。夫はそれ以外全部。だいぶ助かった」
なというコメントが集まっている。夫が一人暮らしの経験があるなど、ひと通りの家事がこなせるタイプであることが特徴だ。つまりは育休中の家事担当として即戦力になる夫を持っているということだ。
「いつもは必要のない夫の昼食も用意するハメになった」
一方で、「外で仕事してくれた方がよかった」派からは厳しい声が。「家事がほとんどできず全然役に立ちませんでした」などという声にはじまり、
「うちの場合は大人の育児という仕事が増えるわ!」
「夫は育休申請する前に家事育児が出来ないと、居るだけで家庭不和に陥る」
などという厳しいコメントが出ている。
また、夫が家にいることでむしろ普段より家事が増えたとする声もあり、「いつもは必要のない夫の昼食も用意するハメになった」という人は、思わずこう言ってキレてしまったという。
「あんた何のために育休とったの?これなら仕事して稼いできてくれたほうがマシだわ」
産後のストレスもイライラを加速させるのかもしれない。
妻の負担を減らせるかどうか、こればかりはもう夫のタイプ(心の持ち様と家事スキル)によるとしかいいようがない。出産前から産後をイメージして育休を取った場合のシミュレーションをしておくと良いとのコメントもあったが、互いのストレスをなくすためにもそれは必須な気がする(たとえ話し合いだけでも)。特に共働き夫婦の場合は、子どもが生まれる前から家事を分担しておくべきで、それにプラスして「産後は〇〇してくれたら助かる」などと伝えておけばスムーズな流れを作れそうだ。