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WTCCもてぎ:チルトン&ミケリスが優勝もメインレースは赤旗終了。道上は悔しい結果に

2017年10月29日 16:21  AUTOSPORT web

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WTCCもてぎのメインレーススタートシーン。雨脚が強くなり、セーフティカースタートとなった。
10月29日、栃木県のツインリンクもてぎでWTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドのオープニングレース/メインレースが行われ、オープニングレースはトム・チルトン(シトロエンC-エリーゼWTCC)が、メインレースはノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が優勝を飾った。メインレースは強雨のため、9周終了時で赤旗終了となっている。

決勝オープニングレース/メインレース結果

 昼頃には強い雨が降るなど、朝からの雨が続いたWTCCもてぎラウンド。午後2時15分からのオープニングレースは、やや雨が小康状態となったものの、フルウエットのなかでスタートが切られた。

 好スタートを決めたのは、2番手スタートのチルトン。序盤はチルトンに続きヤン・エルラシェール(ラーダ・ベスタWTCC)、エステバン・グエリエリ(ホンダ・シビックWTCC)、テッド・ビョーク(ボルボS60 WTCC)らによる激しいバトルが展開。そのなかでグエリエリとビョークが130Rで接触したり、ホンダvsボルボの戦いはノルベルト・ミケリスもネストール・ジロラミと、道上龍もニッキー・キャツバーグと展開するなど、激しい接触しながらのバトルが展開されていった。

 そのなかで、リードを築いたチルトンはそのまま逃げ切り優勝。2位はエルラシェールという結果に。3位はグエリエリで、ホンダの地元での代役出場で結果を残した。エンジン交換のため、最後尾スタートを強いられた道上龍(ホンダ・シビックWTCC)はロブ・ハフ(シトロエンC-エリーゼWTCC)らとバトルを展開した末、追い上げ10位でフィニッシュ。ポイントを獲得した。

 オープニングレース終了後、すぐにメインレースに向けたリペアタイムに入り、午後3時30分のフォーメーションラップ開始に向けて刻々と時間が過ぎていったが、それとともに雨脚がかなり強くなってしまう。

 メインレースは2周のセーフティカーランの後スタートが切られるが、ミケリスがリードを築き、キャツバーグ、ネストール・ジロラミ(ボルボS60 WTCC)と続き、グエリエリが4番手、そして5番手をランキング首位のテッド・ビョーク(ボルボS60 WTCC)と、自己最高位スタートの道上が争った。

 しかしスタート後の3周目、V字コーナーでビョークの背後につけていた道上は、オープニングレース後に交換していたブレーキがロックしてしまうトラブルでまさかのコースアウトを喫してしまい、グラベルにストップしてしまった。道上はその後ピットに戻ったが、自己最高位スタートのレースで悔しい結果となってしまった。

 一方レースは、7周目にさらに雨脚が強まったため、ふたたびセーフティカーランとなる。その後、9周終了後の段階で、強い雨のためレースは赤旗中断。そのまま終了となってしまった。規定周回数をこなしており、優勝はミケリス、2位はキャツバーグ、3位はジロラミという結果となった。