ディーアンドエムは10月、「仕事に関するアンケート」の結果を発表した。調査は同月インターネットで実施し、男女約4万2000人から回答を得た。
「あなたは仕事を辞めたいと思ったことがありますか(ありましたか)」と聞くと、「時々ある(あった)」(51.0%)、「頻繁にある(あった)」(29.2%)と回答したのは合計80.2%となった。
寝過ぎて逆に身体が重く感じられるということも
どんなときに「仕事を辞めたい」と思うかを聞くと、最も多かったのは「正当な評価がされないと感じた時」(32.6%)。次いで「人付き合いが上手くいかない時」(23.8%)、「給料の金額や雇用形態」(22.0%)、「多忙期」(17.8%)、「ミスをした時」(14.4%)がトップ5に入る。
では、仕事を辞めたいと思ったときにどのようにして気持ちを切り替えているのだろうか。対処法の1位は「寝る」(24.1%)で、4人に1人が回答している。同社は、心身休ませるためにも睡眠は必要、と述べた上で、
「しかし、寝すぎてしまうと逆に頭がぼーっとして身体も重く感じてしまうらしいので、ほどよい時間に調整するほうがいいらしいですよ」
とアドバイスをしている。2位は「呑む」(17.3%)で、友人や会社の同僚、また一人で飲んで嫌なことを忘れるという人が多数いた。中には、
「お酒を呑むと気が緩むので、普段我慢していて言えない愚痴も声に出して発散できる」
という人もいた。
デスクワーカー「じっとしていると仕事を思いだすから動く」
次いで僅差で、3位「何も考えずにぼーっとする」(16.6%)となった。
「気づいたら時間が経っていて、1日を無駄にした! と感じる人もいるかもしれないが、結構スッキリしている」
「頭を空っぽにできるので、考えて悩んでる自分が馬鹿みたいだと、プラス思考になれる」
このように身体を休ませることで頭もリフレッシュするという人も少なくはないようだ。4位には「食べる」(12.5%)がランクインした。たしかに美味しいものを食べているときは幸せな気分になるが、
「仕事が嫌になるたびに食べていたら太ってしまい、今度はそっちでストレスが溜まってしまった……」
など悪循環に陥ってしまったという人もいた。5位には「身体を動かす」(10.9%)が入っており、ジムに通ったり自宅の周りを走ったりする人が1割程度いる。
「身体を動かしている間は、嫌なことを忘れられるので夢中で走る」
「汗と一緒に嫌なことも流す」
またデスクワークの人からは「じーっとしていると仕事を思い出してしまうため身体を動かしている」など、さまざまな声が寄せられた。しかし中には「仕事を辞めたいと思ったことはない」という人も15.1%いた。