鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア マレーシアGP初日は堅実かつ慎重な発進に
鳥羽が24番手、アティラプワパは28番手タイム
2017年10月27日(金)
Rd.17 マレーシアGP
セパン・インターナショナル・サーキット
コンディション:ドライ(FP1) / ウエット(FP2)
気温:26℃ 路面:28℃
第17戦マレーシアGPが、セパン・インターナショナル・サーキットで初日の走行を迎えました。Moto3クラスの金曜日のセッションは午前がドライ、午後はウエットコンディションになり、Honda Team Asiaの鳥羽海渡は、2分15秒490で初日総合24番手。チームメートのナカリン・アティラプワパは、2分15秒756で28番手を記録しました。
全長5.543kmのセパン・インターナショナル・サーキットは、2本の長いストレートと左5右10の計15個からなる多彩なコーナーで構成されており、鳥羽にとっては2014年のアジア・タレント・カップで初代チャンピオンを決めた記念すべきコースです。午前のFP1では、堅実な走り出しとなった鳥羽が24番手タイムを記録。一方、アティラプワパも走り慣れた当地で積極的に走り込み、28番手につけました。
午後のFP2は、雨のセッションに。ウエットコンディションを得意とするアティラプワパですが、今回は本来のフィーリングを得られずに24番手。鳥羽は終盤にタイムアップを果たしたものの、30番手でセッションを終えました。両選手はチームと入念なミーティングを実施し、明日の走行で改善を狙います。
明日のFP3は、現地時間午前9時(日本時間午前10時)にスタートする予定です。
鳥羽海渡(24番手 / 2'15.490 / +2.361)
「午前のFP1では、ドライコンディションのフィーリングがよく、セクタータイムもしっかりと詰めていくことができました。午後のウエットコンディションでは、最初に慎重に走りすぎてしまう傾向があり、最後にタイムを上げても、まだ上位との差は大きいままでした。この部分を改善し、ウエットでも最初から速いペースで走るように心がけたいと思います」
ナカリン・アティラプワパ(28番手 / 2'15.756 / +2.627)
「今朝の走り出しはマシンとの一体感を持つことができなかったのですが、足回りを少し変えてみたことで、十分なインフォメーションを得られるようになりました。午後のウエットでの走行は、リアが何度もスライドして不安感があったので、セットアップを振ってみましたが、いい方向にいきませんでした。チームとしっかりミーティングをして、明日はセットアップをいい方向に進めていきたいです」
岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは、得意の雨で今日はあまりいい走りができませんでした。ウエットセッティングは、もう少しサスペンションをストロークさせる方向で検討したいと思います。海渡も同様です。ウエットでやや慎重になってしまうのは、マシンからの十分なインフォメーションがないからだと考えています。雨では、もう少し柔らかめのセットアップにすることで、彼が気持ちよく走れるマシンに仕上げたいと思います」