マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが、F1メキシコGPでパワーユニットのエレメント交換で降格されることが確定した。
メキシコGPはパッケージとの相性がよくないと考えるマクラーレン・ホンダは、終盤のブラジルGPとアブダビGPでのチャンスに賭け、メキシコでふたりのパワーユニットのエレメントを交換してペナルティを受けることを決めていた。
金曜朝、FIAは交換されるエレメントの詳細を発表した。アロンソは11基目のターボチャージャーとMGU-H、9基目のエンジン(ICE)を使用、これにより合計20番グリッド降格となる。
一方バンドーンのマシンには、12基目のターボチャージャーとMGU-H、10基目のエンジン(ICE)、9基目のMGU-K、7基目のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが投入され、合計35グリッドダウンとなる見込みだ。
バンドーンは金曜FP1でパワーユニットのトラブルに見舞われ、計測ラップを走ることができずに終わった。NBC Sportsは、新しいパワーユニットに問題が見つかったため、チームは旧型スペックのユーズドPUに戻したと報じており、そうであれば、この交換による追加ペナルティはないものとみられる。
マクラーレン・ホンダのドライバーのほかには、トロロッソのピエール・ガスリーが5基目のコントロールエレクトロニクスを使用することで5グリッド降格されることが明らかになっている。