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MotoGP:Moto2参戦中のキーファー・レーシングの代表が逝去。マレーシアGPを欠場

2017年10月27日 19:12  AUTOSPORT web

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キーファー・レーシングからMoto2クラスに参戦中のドミニク・エガター
ロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスに参戦中であるKiefer Racing(キーファー・レーシング)の共同経営者兼チームマネージャーが10月26日から27日にかけて死亡した。これを受け、チームは27日から開幕しているMotoGP第17戦マレーシアGPの欠場を発表している。

 チームの発表によると、10月26日から27日にかけてキーファー・レーシングの共同経営者兼チームマネージャーであるステファン・キーファーが死亡した。死因については現時点で明らかになっていない。チームはマレーシアに滞在しているが、この訃報を請け、同チームからMoto2クラスへ参戦しているドミニク・エガター、タラン・マッケンジーはマレーシアGPを欠場する。

 キーファーはライダーとして1989年、1990年にドイツのヤマハ・カストロール・カップで活躍した。キーファーはそののちマネージメント業にスイッチし、2003年には世界選手権に参戦を開始。2008年には125ccクラスで、現在スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦中のステファン・ブラドルにより初勝利を挙げている。

 さらに2015年には、キーファー・レーシングが母体となったレパード・レーシングからMoto3クラスに参戦したダニー・ケントがチャンピオンに輝くなど、Moto2、Moto3において活躍を収めていた。

 突然の訃報に際し、キーファー・レーシングからMoto2クラスに参戦するエガターは「昨夜起こったことに言葉を失っている」と自身のSNSでコメントしている。

「あまりにもショックが大きく、いまだに信じられない。キーファーのご家族のことを思うよ。キーファーは僕がいままで出会ったなかですばらしい上司のひとりだった。すてきな人柄で、いい友人でもあった。彼の思い出を強く刻んでおこう。ステファン・キーファー、安らかに」