トヨタは10月27日、WRC世界ラリー選手権に参戦しているヤリ-マティ・ラトバラのドライビングとジャパニメーションを融合した新たなブランデッド・ショートムービー『VS SAMURAI羅兎薔薇(らとばら)』を公開した。
2017年にWRCへ復帰したトヨタで、エースドライバーを務めるラトバラ。トヨタ復帰2戦目のラリー・スウェーデンでチームに初優勝をもたらす走りをみせ、現在ポイントランキング4位につけている。
今回公開された動画では、その走りと日本が世界に誇るアニメーションが融合。ラトバラがラリーやレースに潜む“魔物”と戦う様子をジャパニメーションで表現したという。
アニメショーンデザインを担当したのはグラフィックデザイナー、映像ディレクターとして活躍する『ゴッドテイル』。テーマソングには日本出身でカナダ在住の3人組バンド『MunizO』の『Push The Limits(For Better)』が使用された。
劇中には侍の格好をしたラトバラの化身『羅兎薔薇』が登場し、華麗なテクニックで魔物に打ち勝つべく奮闘する様子が描かれている。
ちなみに羅兎薔薇の漢字にはそれぞれ意味があり、『羅』は漢字の上品さに加え、強さの象徴を、『兎』は強さと対照的にラトバラの持つ温かい人間性、優しさとしての象徴を、『薔薇』には華麗な運転テクニックを例えたとのこと。
映像を見たラトバラは「第一印象は、アクション映画のようで、アーノルド・シュワルツェネッガーがヒーロー役として出演していた90年代初期の映画、『Last Action Hero(ラスト・アクション・ヒーロー)』を思い起こさせてくれた。リアルなアクションが最初から最後までずっと続いているようだった!」と語っている。
「一番好きなのは、実際のラリードライビングの映像が使われている点だね。やはり本物の運転を見せるのがいいので、ここがアニメになっていたらがっかりしていたよ」
ムービーの最後には、ラトバラに打ち負かされた魔物が可愛らしい姿で登場するので、最後までお見逃しなく。また、特設サイトではムービーのメイキング映像も公開されているので、こちらも要チェックだ。