レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーはダニエル・リカルドに対し、メルセデスやフェラーリではナンバー2ドライバーにしかなれないと、リカルドの移籍の動きを牽制する発言を行った。
マックス・フェルスタッペンが最近レッドブルとの契約を2020年末まで延長したことで、チームメイトのリカルドも同様の選択をするのか、それとも最終的にメルセデスかフェラーリの誘いに乗るのかに、人々の関心が集まっている。
リカルドとレッドブルとの契約は2018年末までであると考えられている。どのようなオファーが来るにしろ、決断を下すのは時期尚早であり、また、短期の契約はどのチームとも結ぶことはないだろうとリカルドは示唆している。
一方アメリカGPの週末、リカルドは、自分の力を証明するため、フェルナンド・アロンソかルイス・ハミルトンと同じチームで走りたいと以前から考えており、どちらかといえば、現在36歳のアロンソよりもハミルトンに同じマシンでチャレンジできればうれしいと述べた。Sky Sports F1で現在コメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、リカルドは2019年にメルセデスに移籍するものと予想している。
リカルドを引き留めたいホーナーは、メルセデスないしはフェラーリに移籍することはリカルドの世界タイトル獲得のチャンスを潰すことになると主張している。
「我々の第一の優先事項は2人のドライバーを保持することだ」とホーナーはSky F1に述べた。
「このチームではチャンピオンシップへの公平なチャンスが与えられる。もし彼がメルセデスやフェラーリに行ったら、ただのナンバー2ドライバーになってしまうだろう」
「ダニエルは我々が彼をチームに引き止めたいと思っていることを知っている。この件がすぐに落ち着くことを願っている」
ホーナーは、レッドブル・レーシングがF1で最も強力なドライバーラインアップと、チームとブランドの完璧な組み合わせを誇っているという信念を繰り返した。
「F1でも最高のラインアップだ。そしてレッドブル・レーシングにとってこれまででベストのラインアップでもある」
「チームの仕事ぶり、自らをアピールし、プッシュしていく様子。尊敬の念と結びつきが2人のドライバーの間にはある」