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WRCラリーGB:5連覇に向けてオジエが好スタート。トヨタのラトバラが2番手に食らいつく

2017年10月27日 11:12  AUTOSPORT web

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WRCラリーGBのSS1ではセバスチャン・オジエが総合首位にたった
WRC世界ラリー選手権第12戦ラリーGBは10月26日、SS1が行われ、シリーズ5連覇に王手をかけるセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が総合首位に立った。0.4秒差の総合2番手にはトヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)がつけている。

 シリーズでも長い歴史を誇るグラベル(舗装路)イベントのラリーGB。オープニングのSS1は現地19時から競馬場内の特設コースで行われた。SSの全長は1.49kmと短いもののジャンピングスポットやスラロームセクションなどが設けられている。

 ラリーGBとシリーズの5連覇がかかるオジエは、このSS1で1分9秒7のベストタイムを記録。ラトバラを僅差で突き放し、連覇達成に向けて好スタートをきった。

 ステージ3位は前戦でクラッシュした影響でシリーズタイトル獲得の芽を失ったティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が獲得。しかし、ステージ終了後、サービスパークへ入る時間が1分遅れてしまったため10秒のタイム加算となり、総合45位まで順位を落としている。

 この結果、総合3番手にはオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)、総合4番手にはエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)とMスポーツ勢が続く形に。

 ヒュンダイ勢最上位はアンドレアス・ミケルセンの5番手、シトロエン勢はクレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)の総合9番手が最上位だ。

 前戦ラリー・スペインを制したクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がステージ中盤にハンドブレーキを引いた際にエンジンがストールするアクシデントがあり総合15番手となった。

 競技2日目となる27日はSS2~7の6SSが行われる。