マクラーレンは26日、2018年にフェルナンド・アロンソがデイトナ24時間レースに出場することを正式に発表した。
アロンソは、マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンがオーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツから、初の耐久レースに挑戦する。チームメイトはフィル・ハンソンとマクラーレンのジュニアドライバーのランド・ノリスが務める。
ロレックス・デイトナ24時間に、ユナイテッド・オートスポーツは、今年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとル・マン24時間レースで走ったリジェJS P217を投入する。2台目のマシンにはポール・ディ・レスタとウィル・オーウェンが乗ることが決定済みだ。
レースは1月26、27日、公式テストの「ロア・ビフォア24」は1月5~7日に開催される。
アロンソは、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦であるデイトナ24時間で初めてプロトタイプスポーツカーでのレースに挑戦する。
“トリプル・クラウン”、つまり世界三大レースである、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間をすべて制することが究極の目標であると、繰り返し語っているアロンソにとって、今回のデイトナ24時間挑戦はル・マンへの準備の第一歩になりそうだ。
マクラーレンは2018年に向けてアロンソとの契約を延長したが、その際にF1の日程と重ならない限り、他カテゴリーのレースに出場することを許可することに同意したと考えられている。2018年のル・マンはF1の日程とは重ならない見込みだ。
ザック・ブラウンは「フェルナンドをデイトナのマシンに乗せるという契約をまとめることができ、喜んでいる」と語った。
「LMP2マシンに乗るのはこれが初めてとなるが、すぐに慣れるはずだ」
「現役ドライバーのなかでベストのひとりである彼をチームに加えるのは素晴らしいことだ。彼はその速さと経験と貴重な知識をフィルとランドに伝えてくれるだろう」