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嵐 二宮和也、バラエティ番組でなぜ輝く? 直近の出演からクレバーさと瞬発力を読む

2017年10月27日 07:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 本日10月27日、嵐の二宮和也が『金曜☆ロンドンハーツ2時間SP』(テレビ朝日系)にゲスト出演する。みやぞんがヒューマンドッキリを仕掛けられる映像を見て「本当に素晴らしい人」とコメントする姿が予告映像として流れたが、果たしてどんな展開が待ち受けているのだろうか。さらに今後も10月29日には『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)、11月2日には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などゲスト出演が続く。二宮のバラエティ番組への出演ラッシュについて、芸能ライターの佐藤結衣氏に話を聞いた。


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「主演映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』の公開に先立った出演が増えている印象ですが、それ以上に二宮さんのバラエティスキルが見込まれての出演オファーではないでしょうか。特にトークの場では、二宮さんの冷静な性格とちょっとしたSっ気が良い作用をもたらしているように感じます。状況を瞬時に察知して、メンバーに注目がいくようにツッコミを入れてみたり、自らイジられ役を買って出るようなコメントをしてみたり。“視聴者を楽しませる“というゴールに対して、どんな動きをすればいいのかを組み立てながら、ときには自らもゴールを決めるミッドフィルダーのような動きをしているのだと思います。高い演技力も手伝って、エピソードがより面白く伝えられるのも二宮さんの強みですね」


 10月21日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、ゲストの坂上忍と櫻井翔の3人で繰り広げたトークの連携が素晴らしかったと佐藤氏は続ける。


「泣きの演技について“役にうまく入れないと涙を流すのが難しい“という坂上さんのボールを、まず櫻井さんが拾い、“役に入り込み過ぎてリハーサルで号泣し、本番で枯れっ枯れになった“というエピソードを披露。さらにそのボールを二宮さんが受け取り“泣きのシーンはリハーサルをせずに本番にいく“と続けました。視聴者にとって“へぇ!“と思える新鮮さがありながら、坂上さんからは“アカデミー俳優になるとそんなことになってくるの(笑)?“とカットインする隙もある絶妙なトーンで。すると櫻井さんが“それ僕でもできるかな?“とすかさずアシストし、二宮さん自らが“できるできる、嵐だもん!“とオチをつけていました。もちろんスタジオは大爆笑。坂上さんの口から飛び出したアカデミー俳優というキャリアに加えて、トップアイドルの嵐という世間からの高い評価を、変に謙遜するのではなく、堂々と乗っかるというのが二宮さんらしさ。思わず笑ってしまいましたね」


 また、全員でハンモックに乗ったとき、隣でひとりでユラユラと楽しむ櫻井に「そんなに揺れる?」とツッコむシーンも。そんな周囲の動きを見逃さない視野の広さもバラエティ向きだという。


「二宮さんはゲーム好きなことでも有名ですが、もしかしたら自分自身の動きを一人称と三人称の視点を切り替えて観察することが習慣づいているのかもしれません。ソロでの冠番組『ニノさん』では、年齢もジャンルもバラバラなゲストを迎えても、それぞれ適切な距離感を保てるので、鋭いツッコミを入れられるのでしょう。番組を進行するという守備を務めながら、最前線で笑いも取れる。それが二宮さんがバラエティで輝く理由だと思います。どの番組も楽しみですが、個人的には『ザ!鉄腕!DASH!!』のオンエアを心待ちにしています。番組HPの予告内容を見ると、TOKIOの城島茂さんと山口達也さんが在来種を守るために、和歌山県の川でアフリカツメガエルと闘うそう。そこに助っ人として二宮さんが参戦し、大苦戦の末に料理にするというのですが……どうなるのか全く予測できません(笑)。アフリカツメガエル、そしてTOKIOというジャニーズの中でも攻めタイプの先輩に、どう立ち向かうのかワクワクしますね」


 数多くのバラエティ番組に出演することにより、二宮のクレバーさと瞬発力が垣間見えることだろう。二宮の魅力が、より開拓される数日間になりそうだ。(竹上尋子)