マクラーレン・ホンダが、F1メキシコGPでフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンのパワーユニットを交換することを決めたようだ。これによりふたりはグリッド最後方からのスタートを強いられることになる。
アロンソは、前戦アメリカGPをパワーユニットのトラブルによりリタイアした。一方、バンドーンはアメリカGPの週末にパワーユニットのエレメントを大量に交換し、30グリッドダウンのペナルティを受けた。
マクラーレン・ホンダは、メキシコでは続くブラジル、アブダビに比べると好結果を出せる可能性が低いと考えており、そのため、終盤2戦でペナルティを避けるため、メキシコでふたりのマシンにパワーユニットの新エレメントを導入するという戦略を採るようだ。
「残念だがまたエンジンを交換しなければならないだろう」とアロンソがメキシコGPを前にした木曜に語ったとロイターが伝えた。アロンソはパワーユニットのエレメントすべてを交換する見込みだと語っており、その場合、35グリッド降格のペナルティを受けることになる。
「後方からのスタートになる。このサーキットは僕らのパッケージとの相性はあまりよくないから、いずれにしても高い競争力を発揮できるとは考えていない」
「だからここでペナルティを受けてしまうのが一番いいのかもしれない。それによってブラジルとアブダビを新しいエンジンで戦い、チャンスを得るためにね」
チームメイトのバンドーンも、パワーユニットのすべてのエレメントについて新しいものを入れる予定だと語った。
「今週末、エンジンペナルティを受けることになるだろう。僕らが今回苦戦することは最初から分かっているからね」とバンドーン。
「僕はフルパッケージ交換する。つまり35グリッドダウンだ」
「でも、こういう状況に対処する方法は知っているからだいじょうぶだよ」