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カワサキがZ1のイメージを踏襲した新モデル、Z900RSを発表。12月1日に発売予定

2017年10月26日 15:42  AUTOSPORT web

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Z900RS(キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ)
10月25日、東京ビッグサイトで開幕した『第45回東京モーターショー』で、カワサキはZ900RSを世界初公開した。今回発表されたZ900RSは40年以上の歴史を持つZシリーズの最新型として登場し、往年の名車、Z1へのこだわりを継承しながらも最新技術が投入されたモデルだ。

 新しいレトロスポーツとして登場したZ900RS。デザインはZ1のイメージを踏襲し、クラシカルなものとなっている。そのデザインキーワードは『Timeless』、『High quality』、『Functional beauty』。時代を超えて価値を共有できるデザイン、材質、質感に対する徹底したこだわり、機能を重視し、シンプルで洗練されたデザインを追求して造られた。

 丸形のヘッドランプ、テールランプにはLEDを採用しつつも、外観はクラシカル。タコメーター、スピードメーターはこだわりのアナログメーターで、ふたつのメーターの間には液晶パネルが備えられ、ここで多くの情報を確認できるようになっている。

 デザインにおいて最もこだわって造られた部分はタンク形状。Z900RSはダウンドラフトエンジンを搭載しており、本来ならハンドル切れ角やライディングポジションを守ったレイアウトになるため、この形状を達成するのは非常に難しい。しかし、“Z”であること、つまりティアドロップ型タンクでオートバイらしい雰囲気を出すために、あえてティアドロップ型タンクにこだわったという。

 エンジンは水冷並列4気筒948ccエンジンで、そのエキゾーストサウンドも徹底的に追及され、太く肉厚な排気音を造り出した。同時に、排出ガスを浄化するキャタライザーによってユーロ4の規制をクリアするなど、適応可能な各国の規制に準拠している。

 また、Z900RSはクラシカルな外観ながら最新技術を搭載しており、ふたつの走行モードを備えたカワサキトラクションコントロールや、アシスト&スリッパークラッチが採用されている。

 国内での発売予定日は2017年12月1日。カラーはメタリックスパークブラックとキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジの2色で、メーカー希望小売価格(参考価格)はメタリックスパークブラックが129万6000円(税込み)、キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジが132万8400円(税込み)となっている。