インディカー・シリーズに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングは、2017年にインディカーデビューしたエド・ジョーンズを2018年のドライバーとして起用することを発表した。
2017年にデイル・コイン・レーシングからインディカーフル参戦を果たしたジョーンズ。インディ500では終盤に佐藤琢磨やエリオ・カストロネベスと優勝を争い3位を獲得するなど活躍し2017年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
引き続きデイル・コイン・レーシングと契約延長を話していると報道されていたジョーンズだが、25日にチップ・ガナッシ・レーシングに移籍することが明らかとなった。
ここ数年4台体制で参戦していたチップ・ガナッシだが来季は2台体制に縮小すると噂されており、10号車のドライバーを務めていたトニー・カナーンはAJフォイト・レーシングへの移籍をすでに発表。4度チャンピオンを獲得しているスコット・ディクソンのチームメイトが誰になるか注目が集まっていたが、チップ・ガナッシは若手のジョーンズを抜擢した。
オーナーのチップ・ガナッシは、「我々はエドのキャリアをかなり前から追い続けてきた。インディカーのラインアップを強化するために彼を起用できてうれしいよ」
「彼は一年間インディカーを経験しており、若い才能を我々は探し続けていた。彼と一緒にレースをするのが待ちきれないね」とコメント。
名門チップ・ガナッシへの移籍に対し、「チップやその組織、NTTデータを代表して参戦する機会を得ることは本当に名誉なことだね。世界でもっとも大きく最高のレーシングチームのひとつであり、それと同様に重要なことはル・マンからインディアナポリスなどあらゆるシリーズを制している。できる限り多くを学んで早くスピードアップしていきたいね」とジョーンズ。
「スコット(ディクソン)はスポーツ界のレジェンドであり、彼とチームを組むことは素晴らしい機会だね。ユニバーサルエアロキットが導入される完璧なタイミングでチームに加わることができたと思うし、誰もが新しいフォーミュラをに調整している。2018年シーズンを楽しみにしているんだ」