ディーアンドエムは12月25日、勝手にランキング「新入社員の驚き行動に」関するアンケートの結果を発表した。調査は10月21~23日に実施し、20歳以上の男女約9000人から回答を得た。
新入社員の行動に驚いた・呆れた経験が「ある」と回答した人は39.1%で、「ない」(30.8%)を8.3ポイント上回った。「分からない・覚えていない」という人も30.2%いた。
「ランチの提供が遅かったから、資料がまとめ終わっていません」
実際にどんな行動に驚き呆れたかを聞くと、1位は「言葉遣い」(29.2%)で3割が回答している。中には、「うっす!」「ざまーす」のようなくだけた言葉を、先輩社員だけでなく部長などの前でも使っている新入社員もいるという。
2位は「挨拶をしない」(22.2%)。具体的に聞くと、
「廊下ですれ違った新入社員に、こちらから挨拶をするも返事をしてもらえず……。後ほど理由を聞いてみたら、昼休みだから挨拶は必要無いと返されました」
というコメントが寄せられた。礼儀としてどうなのかと疑問に思うが、3位「無断欠勤・遅刻」(21.1%)も大概だろう。4位「呆れる・理解できない言い訳が多い」(19.7%)については、
「伝えていた時間までに資料纏めが終わっておらず、理由を聞いたら『ランチの提供が遅くて、お昼の時間が長引いたから』と言われた」
「休みの連絡を会社に入れた新入社員。休みの理由が『彼氏と別れたから』で、受話器を握ったまま何も返答ができなかった」
ということがあったという。ここまで堂々としていたら先輩社員もどのような対応をとればいいのか分からなくなるようだ。
備品のクリップなどを私物化 ついにはプリンター設置済みのコピー用紙まで
5位「謎な行動が多い」(16.5%)には、「注意をしている途中で、突然お菓子を食べ始めた新入社員。怒る気が一気になくなりました……」という声も。しかし「遅刻の理由が『混雑の影響で電車が遅れてた。時間通りに出たから、私は悪くないです』」に関しては、そこまで悪くないとも思われるが、開き直るのではなくとりあえず謝っておけばよかった、ということだろうか。
また6位「電話ではなく、LINEなどで連絡を済ます」(13.9%)については、「今日、体調悪いんで休みまーす!」と送ってくる人もいるという。中には「ちゃんとした言葉で連絡する新入社員」もいるというが、そもそもLINEでの業務内容報告に違和感を覚える先輩社員も少なくないようだ。
7位は「居眠り」(10.9%)。たしかに社内が暖かかったり、昼食後を食べたりすると眠くなるのも分かる。しかし、
「指導していた新入社員が、突然パソコンを閉じて『先輩、〇分たったら声かけてください』と言った時には、瞬時に返事が出来なかった」
「トイレに行くと言って2時間戻ってこない新入社員。探し回った結果、他フロアのトイレで寝ていました……」
という新入社員には辟易するようだ。また8位は「会社の備品を私物化する」(8.1%)で、初めはクリップやクリアファイルなど小さなものだったのが次第に大きなものまで私物化するようになったといい、
「家のストックが無くなったからと、プリンターからコピー用紙を引き出していた時には驚きました……」
という先輩社員も。何かと話題になる新入社員の行動。彼らはどのような「先輩社員」になるのだろうか。今後も温かい目で見守っていきたい。