レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、ダニール・クビアトは今後トロロッソで走ることはないと発言、2017年最終戦までピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーのペアを起用すると認めた。
現在23歳のクビアトはレッドブルのジュニアドライバーとして2010年から4輪レース活動を行い、トロロッソのテストドライバーを経て、2014年に同チームからF1デビューを果たした。翌2015年、セバスチャン・ベッテルがレッドブル・レーシングからフェラーリに移籍することが決まったため、早くもレッドブルに昇格。しかし2016年のスペインGPでマックス・フェルスタッペンとの交代を指示され、トロロッソに復帰、2017年も引き続き同チームにとどまった。
クビアトはチームメイトのカルロス・サインツほどのパフォーマンスを発揮できず、マレーシアGPと日本GPでレッドブルのジュニアドライバーであるガスリーにシートを譲り、アメリカGPでは復帰したものの、次戦メキシコGPでは再び外されることが発表された。
トロロッソは公式にはメキシコGPでガスリーとアメリカGPで抜擢したハートレーを起用すると発表したのみで、残りの2戦については言及していない。しかしマルコはクビアトが復帰することはないと語った。
「クビアトはもう戻ってこない」とマルコはドイツのAuto Bildに対してコメントした。
「今後長期的にみて、彼が改善を果たすとは思わない」
「今シーズンは最後までガスリーとハートレーで行く。その後、状況を見る」
Sky Sportsは、レッドブルは今季末まではクビアトとの契約を維持するが、他のチームとの契約がまとまるようであれば移籍を許可するというスタンスであると報じている。