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故ポール・ウォーカーの娘とポルシェの裁判終わる

2017年10月26日 06:25  ナリナリドットコム

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ポール・ウォーカーの娘メドウ・ポーカーが、父の死後およそ4年にわたって続いたポルシェとの訴訟をついに終わらせた。

「ワイルド・スピード」シリーズで人気を博したポールは、2013年11月に友人ロジャー・ロダスが運転するポルシェ・カレラGTに乗っていたところ、道を外れて電柱や街路樹にぶつかり炎上。この事故により、ロジャーと共に40歳で死亡している。

2015年にメドウは、車が衝突したあともポールは生きていたものの、シートベルトに挟まって動けなくなったために焼死したとして、2015年にポルシェ社を提訴していた。警察側は時速80から93マイル(時速128から150キロ)で走行していたことによるスピードを事故原因としていたが、メドウは実際には時速63から71マイル(時速101から114キロ)しか出ていなかったと主張していた。

ザ・ブラストが入手した書類によると、メドウは10月16日にポルシェ社との合意に到達し、両者ともがこの訴訟の終了を求めているというが、示談の金額や内容については非公開となっている。

また、ポルシェ社に対して別途訴訟を起こしていたポールの父ポール・ウォーカー3世とも示談が成立したようだ。

今回の訴訟の中でメドウは、ポルシェ側がカレラGTには過去にも安定性やコントロールの問題があったことを認識していたということも主張していた。

また、2016年4月には事故原因は、車を運転していた友人のロダスにもあると判断され、ロダスの遺産管理団体から1010万ドル(約11億円)がメドウに受け渡された。そこでは「車のコントロールがきかなくなったときに、ロダスは危険運転と見られる行為はしていなかった」という点でも合意に至っている。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20171046365.html