事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ダニール・クビアトは、アメリカGPの終了直後、今年はもうトロロッソに乗る機会はないという決定を聞かされた。そして、すでに報じられているように、2台のトロロッソは、今季終了までブレンダン・ハートレーとピエール・ガスリーがドライブすることになった。
クビアトは、その日のうちに他のチームとの接触を始め、まずはウイリアムズを訪ねたのが目撃されている。ウイリアムズでは、まだランス・ストロールの来季の僚友の座が決まっていない。
続いて彼は、マクラーレンのガレージへと向かった。そこで期待できるのは良くてもリザーブドライバーで、しかも出番があるとすれば、ランド・ノリスがF2プログラムで忙しいレースに限られるのは分かっているにもかかわらずだ。
また、これは未確認ながら、彼はザウバーにも話を聞きに行った可能性がある。ザウバーはフェラーリの育成ドライバーを少なくともひとりは受け入れることになりそうで、近々マーカス・エリクソンと契約する気配もあるが、まだ正式には来年のラインナップを発表していない。
しかし、まるでいいところのなかった今季の成績を考えると、クビアトが来年どこかのチームに職を得ることは、おそらくないだろう。
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■遅々として進まないベトナムGP計画
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先週末のアメリカGPで、ビル・クリントン元アメリカ大統領が、ザウバーの招待客としてサーキット・オブ・ジ・アメリカズを訪れた……