スバルは10月25日、モータースポーツを統括するスバルテクニカインターナショナル(STI)と共同開発した『S208』を発表した。
スバルのスポーツフラッグシップモデルであるWRX STIをベースとするS208は“Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー”を実現するべく、スバルとSTIが共同開発したハイパフォーマンスカーのトップエンドモデル。2015年のS207から2年ぶりの登場となる。
S208のエンジンは専用チューニングが施され、最高出力329馬力を発揮。足回りは11:1のクイックなステアリングギア比となったほか、フレキシブルタワーバーをはじめとするSTI独自のパーツ類を採用し、強靭でしなやかな乗り味とシャープなコーナリングを実現した。
足回りにはSTI製BBS 19インチ鍛造アルミホイールや255/35R19タイヤ、ドライカーボントランクリップスポイラーを装着して走行性能を向上。エクステリアには大型フロントアンダースポイラーが取り付けられた。
インテリアではSTI製RECAROバケットタイプフロントシートや専用のスポーツメーターが盛り込まれ、走りへの期待感、所有する喜びを感じられる特別仕様を施したとのこと。
また、2008年から挑戦を続けているニュルブルクリンク24時間耐久レースを想起させるモデルとして、限定350台の『NBR CHALLENGE PACKAGE』も設定。同モデルにはドライカーボンルーフやS208ロゴ入りのドライカーボンリヤスポイラーが採用されている。
ボディカラーはWRブルー・パール、クリスタルホワイト・パールの2色。『NBR CHALLENGE PACKAGE』にはクールグレー・カーキも設定された。
S208は限定450台の製造・販売となり、購入には10月26~11月12日の間に販売店で商談エントリーを行うことが必要となる。限定台数を上回るエントリーがあった場合は抽選が行われ、商談の機会が設けられるとのことだ。
S208は全モデル6速マニュアルとなっており、価格はグレード別に税込み626万4000円~710万6400円となっている。