『F1 in schools 日本大学グランプリ』と名付けられたこのレースは、日本大学の経済学部と理工学部が主催し、付属高校と中学の8チームがチャレンジ。今回はトライアルレースとしての開催となったが、日本大学では今秋から高大連携教育として『F1 in Schools』を導入するという。
F1 in Schools(NPO法人STEM PLUS JAPANが国内窓口)はサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティックスの頭文字をとった『STEM教育プログラム』の一環として、1999年にイギリスで誕生。これまでに世界40カ国以上の2300万人の学生が参加し、F1マシンのミニチュアカーの作成し、レースを戦って優劣を競い合ってきた。
当日は、来年の世界選手権開催の舞台がシンガポールであるとのアナウンスもなされ、その様子を映したモニターを見つめる中高生の瞳は、より一層輝いていた。好奇心旺盛な彼ら彼女たちが未知の世界を知り、そこに新たな楽しみを見出した今、F1 in Schoolsにサポートで参加している大学生たちも決してうかうかはしていられないだろう。